Jan2週/8日(水)頃は大きな天気の崩れ 3週/週末の天気に注目
●1月2週(1/6~1/12)の天候予測とMDポイント
8日(水)頃は大きな天気の崩れ
日本海沿岸部付近を低気圧が発達しながら通過するため、8日(水)頃に大きく天気が崩れる。この時期としてはまとまった雨となる。低気圧の位置の関係で、東北地方の平野部でも雪ではなく、雨の可能性が高い。
12日(日)にも日本の南を低気圧が通過する天気の崩れは、東日本内陸部標高の高いところで雪となる可能性がある。それ以外は、日本海側で雪や雨、太平洋側で晴天という冬型の天気分布となる。
最高気温はおおむね平年並みだが、最低気温は全般に高めとなる。強い寒気の南下がないため、冷え込みは弱い。8日(水)は東北以南で南寄りの風が強まるため、気温が平年よりかなり高くなるところがありそうだ。
本来なら冬型の気圧配置が続いて日々の天気・気温変化が小さい時期だ。しかし今年は短い周期で低気圧が通過し、その都度暖気や寒気が入るため、気温上下の波が大きい。陽気の寒暖差が激しいため、鍋物食材以外の展開比率を高めたい。
8日(水)は、全般にこの時期としてはまとまった雨となる予想だ。水曜日は折込チラシを入れるチェーンが多いと思われるが、客足の伸び悩みに注意が必要だ。
●1月3週(1/13~1/19)の天候予測とMDポイント
週末の天気に注目
冬型の天気分布となる日が多いが、週末頃には日本付近を低気圧が通過して、関東以西の太平洋側でも天気が崩れる可能性がある。寒気の具合を考えると雪となる可能性は低いが、念のため今後の予報に注目されたい。
気温は平年並みかやや高めとなる。週前半はやや強めの寒気が流れ込むため、少しだけ冷え込みが強まる。
科学的な根拠はないが、毎年大学入試センター試験日は天気が崩れやすい。年によっては荒れた天気となる地域もある。交通機関の乱れに注意が必要だ。
1年の中で最も気温の低い時期が近付いているが、今シーズンの場合、強い寒気の流れ込みがほとんどなく、最低気温が平年より高い状態が続いているため、冬物全般の消耗速度は例年より遅い。冬物在庫は例年に比べて少し早めに見切りを始める対策も考えておくべきだろう。
<By 常盤勝美>