Feb1週/この時期らしい天候パターン、週後半は強めの寒気 Feb2週/寒気抜け、高温傾向に戻る
●2月1週(2/3~2/9)の天候予測とMDポイント
この時期らしい天候パターン、週後半は強めの寒気
基本的には西高東低の冬型の気圧配置となる日が多く、日本海側では雪、太平洋側では晴れやすい天気が続く。この時期本来の天候変化だが、今季に関しては久しぶりの状況である。
日本海側では雪が降りやすく、北日本では積雪量が少し多くなりそうだ。それでも平年に比べるとまだ大幅に少ない。
8日(土)は日本の南を弱い低気圧が通過する。そのため東日本の太平洋側で雲が多めとなる。南部沿岸では雪や雨のぱらつく可能性があるが、とくにまとまった降りにはならない。
気温は週前半にまだ平年並みかやや高めのところがあるが、週後半はほぼ平年並みとなり、少し低くなるところがありそうだ。
短期間で終わるかもしれないがようやくこの時期らしい寒さとなる今週は、冬物メニューを積極的に展開し、在庫圧縮を意識していきたい。
立春を過ぎ、すでに気温は上昇トレンドに入っているため、今後は冷え込みより、気温上昇による暖かさにより強く反応して商品が売れていく。
●2月2週(2/10~2/16)の天候予測とMDポイント
寒気抜け、高温傾向に戻る
週の初めは冬型の気圧配置だが、週半ば以降は日本周辺を低気圧と高気圧が交互に通過するパターンに変わっていく。上空の強い寒気は週前半には日本の東海上に抜ける。
北日本では弱い冬型が続くため、日本海側で雪の降りやすい日が多いが降り方は弱い。それ以外は天気が周期的に変化するパターンとなる。
気温は週前半に、平年並みかやや低めのところがある。週後半は寒気が抜け、また高めに戻る。
週後半は気温が高めとなる可能性があるため、スギ花粉の飛散規模が一気に大きくなると考えられる。免疫力を高める食材や目薬、マスクなど、花粉症対策グッズの欠品に注意をしたい。
その後の天候予測の状況にもよるが、あまり寒さ(寒の戻り)が期待できなさそうな場合は、売場を積極的に春物中心に切り替えたい。この時期定番は中華やイタリアンだが、野菜の成長が早いため、サラダなどの提案を一層強化したい。
<By 常盤勝美>