Feb2週/週後半は強烈暖気 Feb3週/顕著な高温は一段落するが
●2月2週(2/10~2/16)の天候予測とMDポイント
週後半は強烈暖気
週前半は日本付近を優勢な高気圧が覆う。その後、高気圧は東海上に移動するが、太平洋高気圧のように日本の南に勢力を張り出し続け、かわって本州付近には停滞前線が伸びてくる。さながら4月頃の天気図パターンとなる。
週前半は冬型の天気分布で、日本海側の北陸以北で少しまとまった雪になる。太平洋側では乾燥した晴天となる。週半ば以降は日本のすぐ南に低気圧や前線(停滞前線)がやって来て、東日本~西日本の太平洋側を中心にすっきりしない天気の日が多くなる。
気温は週前半に平年並みで、週後半には平年を大幅に上回る。天気図パターン同様に、4月頃の陽気となる。
週後半は広範囲で顕著な高温が予想される。スギ花粉の本格的な飛散が始まるところが多くなると考えられる。新型コロナウイルスの件もあり、免疫力を高める食材やヨーグルトなどの食品を売り込みたいところだ。また葉物野菜の相場が下がっていることもあり、生野菜サラダなども積極的に提案していきたい。
●2月2週(2/17~2/23)の天候予測とMDポイント
顕著な高温は一段落するが
北日本では日本海側中心に弱いながら冬型の気圧配置が続く。それ以外は天気が短い周期で変化する。天気図はこの時期らしいパターンとなる。
北日本の日本海側では雲の出やすい日が多く、時折雪や雨が予想される。しかし、とくに大雪に発展する感じではない。それ以外の地方は週前半にすっきりしない天気となる。週後半は天気が周期的に変化して、すっきり晴れる日があれば雨が降りやすい日もある。
週初めの気温は、前週からの暖気がまだ日本上空に残るため高めとなる。週後半は気温水準が下がり幾分平年並みに近づく。それでも気温は平年を上回るが、週前半からの気温落差があるため、この時期らしい寒さを感じるであろう。
週後半はまだ気温が高いものの、前週や週前半に比べて気温が下がり、この時期らしい寒さを感じると予想される。そのため、鍋つゆや中華まんなど冬物在庫の圧縮を進めていきたい。
そもそもバレンタインデーを過ぎるこの時期になると、季節の進みに伴う気温上昇幅が徐々に大きくなるり、消費者の季節感として春夏物への関心が高まっていく。サラダ、イタリアン、中華などがこの時期の定番だ。
<By 常盤勝美>