Feb3週/週後半は強烈暖気 Feb4週/気温高めが続く
●2月3週(2/17~2/23)の天候予測とMDポイント
週後半は強烈暖気
週前半は西から冬型の気圧配置が強まり、上空に強い寒気が流れ込んでくる。ただ冬型が緩むのは早く、週後半には広く高気圧に覆われる。
22日(土)は日本海を低気圧が通過する。
週前半は冬型の天気分布となる。今回は西回りに寒気が入るため、西日本の平野部では雪の降るところがある。
週後半は全般にまずまずの晴天となるが、22日(土)は日本海側を中心に少し荒れた天気となる可能性がある。
気温は週初めに平年並みか西日本で低め、週後半は全国的に高めとなる。
週前半は西日本で寒さがぶり返すため、冬物商品の売り込みをしたい。この寒さは、今季最後の第一級寒気となる可能性がある。
22日(土)は春一番が吹く可能性がある。通常、春一番が吹くと、前日に比べて気温が大幅に上昇する。これにより春到来を強く実感するため、春物需要が大きく伸びるきっかけとなる。しかし今年の場合は、これまで高温傾向が続いているため、春一番が吹いたとしても季節の進みに対する実感は薄いだろう。春夏物需要の大きな伸びはあまり期待できない。だが、もはや余寒はほとんどないことを想定して、春夏物の売場を徐々に拡大していきたい。
●2月4週(2/24~3/1)の天候予測とMDポイント
気温高めが続く
日本付近は南から高気圧に覆われる日が多く、さながら4月頃の天気図パターンとなる。週末は日本付近に低気圧や前線がやって来る可能性がある。
天気は周期的に変化するものの、例年に比べれば晴れ間の見られる日が多い。週末は関東以西ですっきりしない天気が予想される。
気温は引き続き平年より高め。とくに寒気の南下は予想されていない。
スギ花粉の飛散量が一層多くなり、ピーク水準に近づく頃だ。今年はシーズントータルの飛散規模はそれほど大きくないかもしれないが、穏やかな陽気の日が多いと予想されることから飛散量は多くなりそうだ。
25日(火)には「3か月予報」と一緒に「暖候期予報(6~8月の天候予測)」が発表される。今夏の天候予測に関する最初の公式見解だ。注目して欲しい。
<By 常盤勝美>