Jan.5週/陽気の変化が激しい Feb.1週/寒気流入?
【1月5週(1/27~2/2)の天候予測とMDポイント】
寒中ピークのこの時期としては、
かなり陽気の変化が激しい。
本来なら寒中ピークのこの時期、毎日冬型の気圧配置が続き、
日本海側では雪、太平洋側では乾燥した晴天、
気温も同じくらいという状況のはず。
しかし今年は冬型の気圧配置が長続きしない。
日本海を低気圧が周期的に通過するため、
天気もそのサイクルにあわせて変化する。
また気温もそれにあわせて上下の波が大きくなる。
具体的には週初めの27日(月)は強い冬型で全国的に気温低めだが、
28日(火)には早くも冬型緩む。
30日(木)に南風の影響で気温が上がった後、
31日(金)~1日(土)頃は平年並みの陽気に戻る。
2日(日)にはまた次の日本海低気圧の影響で気温上がる。
幸いこの期間、まとまった雨や雪は予想されていないが、
31日(金)頃は北日本の日本海側で暴風雪となるおそれがあるので
念のため注意。
今週はどちらかというと、
大雪よりはなだれや屋根からの落雪事故に注意すべき。
ウェザーMDのポイントとしては、
この期間はなるべく売場に春を取り入れよう。
今週は真冬の寒さとなる日が少なく、
かなり穏やかな陽気の日が多いため、
売場でも積極的に春を取り入れて、
お客様の体感との不一致が起こらないようにしよう。
不一致が起こっている場合、
その時の売場はお客様の印象にほとんど残らない。
まだ真冬だが、少し春めいた陽気にあわせて
春物を売場に並べると、まだ実需用は少ないが、
印象としてお客様の頭の中に残る。
そして実需要が始まったときに真っ先に売場や
並べられている商品を思い出してもらえる。
足を運んでもらえるきっかけとなる。
食品のキーワードは、非和食、苦味、生で食べるもの。
具体的にはパンやパスタソース、刺身、ドレッシングなど。
苦味の関連食材である山菜や
野草の若芽などはまだ少し時期が早いので、
第二弾(次回)の春物の目玉に。
花粉対策グッズは引き続き積極的に提案しよう。
【2月1週(2/3~2/9)の天候予測とMDポイント】
寒気が流れ込む順番だが…?
状況は非常に不透明。
この時期本来の天気図パターンに戻り、
冬型の気圧配置となる日が多いと考えられるが、
特に強い寒気の流れ込みを示唆する材料はなく、
厳しい冷え込みはあっても限定的と考えるのが自然。
頼りない予報で申し訳ないが、
どちら(高温/低温)でも対応可能なMDを
準備しておくことをおすすめする。
多分、気温高めかなぁ。
季節の変わり目は、天気の変化が目まぐるしく、
それを正確に予報できないことも増えるため、
発注仕入があてはずれとなるリスクが高い時期。
気象庁発表の予報等をあまり断定的に活用せず、
天候変化の予想をみながら、
臨機応変に売場を調整できるような準備が必要。
手っ取り速いのはPOP。
同じ食材であっても提案するメニューや料理用途を
差し替えて対応する。
レシピの数は多ければ多いほど良い。
高温時提案 低温時提案
豆腐 冷奴 麻婆豆腐
野菜 生野菜サラダ 温野菜サラダ
練り物 しょうが醤油 鍋物(おでんなど)
<By 常盤勝美>