Feb.1週/気温乱高下 2週/第一級の寒波襲来
【2月1週(2/3~2/9)の天候予測とMDポイント】
気温乱高下、この時期らしい寒さ戻る。
3日(月)は冬型の気圧配置になるタイミングだが、
まだ前日の日本海低気圧の名残で上空に暖かい空気が残り、
全国的に気温高め。
その後、急速に上空に強い寒気が流れ込む。
4日(火)は各地で平年を下回る寒さとなり、
前日との最高気温差は10℃前後に達するところも。
次の全国的な天気の崩れは7日(金)~8日(土)にかけて。
現時点で予想されている
南岸低気圧のコースぴったりに低気圧が進めば、
雪は東北南部より北側で、関東での大雪の可能性は低い。
少しでも南側にずれれば関東で雪の可能性がやや高まる。
東北では雪の可能性が高く、東海以西は雨。
関東は雨か雪か微妙な判断だが、結局当日降り始めるまで、
雨か雪か判然としないままと思われる。
個人的には雪の可能性がやや高いと予想している。
低気圧自体も発達することが予想されるため、
まとまった雪に発展するおそれがある。
低気圧が南海上を進む間、
北日本の日本海側での雪は一旦小康状態。
なお、天気図上には現れにくい状況だが、
4日(火)は上空の寒気が非常に強く、大気の状態が不安定となるため、
広い範囲でにわか雪(夏の夕立に近い状況)が予想される。
降る時間は短いものの、
一時強めに降ってあっという間に積雪するおそれもあるので、
油断は禁物。
週半ばは厳しい寒さが戻るため、
売場も一旦、春色から冬色に戻す。
ただ、ニーズが100%戻るわけではなく、
1月中旬頃まで展開していたような売場と同じ形式では
商品の動きは鈍いだろう。
今シーズンはすでに『春スイッチ』が押されている地域が多いため、
真冬のコテコテの鍋物料理を提案するのではなく、
野菜をふんだんに使ったヘルシー系の鍋物料理や
おでんの提案が好適。
週末はまた東日本を中心に雪の可能性がある。
長靴、ブーツ、タイヤチェーンなどは
すでに買い揃えられている可能性があるため、
あまり特需は期待できないが、
コーヒー、ココアなどのホット飲料系は
まとまった需要が期待できる。
欠品に注意しよう。
【2月2週(2/10~2/16)の天候予測とMDポイント】
第一級の寒波襲来のサイクル。
期間前半は強い冬型、
期間後半は冬型が緩む流れを予想する。
第一級寒波の影響で厳しい寒さとなるが、
期間はそれほど長くなく、
また今シーズン最後の強烈寒波となる可能性。
早ければ週末頃からまた急速に春めいた陽気となる。
前半に予想される厳しい寒さは、
冬物クリアランスで対応したい。
今回の寒気が今シーズン最後の強烈な寒波になる可能性があり、
これからの時期は、気象条件的に冬物への関心が高まりにくい。
グロサリーを中心に、今後は在庫が滞留しやすくなるため、
少しでも気象条件的に追い風が吹くタイミングで
在庫圧縮を目指す。
週後半はまた暖かい陽気が予想される。
バレンタインデーをきっかけに売場の模様替えを行うだろうから、
そこで一気に売場の春色を濃くしていく。
淡色系のPOPや資材を多用し、料理に関しても、
生で食べるあるいは焼いて食べるメニューを積極的に提案しよう。
<By 常盤勝美>