Apr2週/北日本ではしぐれの天気 3週/ちょっとした寒の戻りが続く
●4月2週(4/6~4/12)の天候予測とMDポイント
北日本ではしぐれの天気
6日(月)に北海道付近を低気圧が通過する。この後、北日本を中心に弱い冬型の気圧配置が続く。東日本~西日本は緩やかに高気圧で覆われるが、12日(日)は日本の南を弱い低気圧が通過する可能性がある。
北日本の日本海側では雨や雪の降りやすい天気の日が多い。ただしとくに大雨、大雪となることはない。
東日本~西日本ではおおむね晴天が続くが、12日(日)は天気が崩れる可能性がある。現時点ではまだ状況は流動的だ。
気温は平年並みか、西日本中心にやや低めとなる。前週までの暖気が流れやすいパターンは終了した。
高温傾向が続きやすい状況が一段落した。今週は気温が平年を下回る日もあり、初夏の陽気を感じることが少なそうだ。
夏物需要の伸びも鈍化傾向になる。本来なら季節の進みに合わせてどんどん気温が上昇するこの時期は、食欲を減らして摂取するカロリーを控えることが通常だが、気温の上がり方が鈍いため、少しボリュームのあるメニューを好むと考えられる。中華料理や揚物など、季節の端境期に強いメニューがおすすめである。
●4月3週(4/13~4/19)の天候予測とMDポイント
ちょっとした寒の戻りが続く
日本付近を低気圧、高気圧が周期的に通過する。ただこの時期は、本来であれば高気圧の位置がもう少し南にあり、日本上空に暖かい空気を送り込み、初夏の陽気になることもある。しかし今年は例年よりも少しだけ位置が北寄りとなっている。
北日本はしぐれの天気となることもあるが、全国的に天気は周期的に変化する。偏西風の向きがこれまでと比べて少しだけ変化し、南からの暖かい空気の入りがおさまるため、気温は平年並みかやや低めとなる。
全般にちょっとした寒の戻りが続く。この時期は最低気温が10℃以下まで下がる日は、おでんなどホットメニューへの反応がありそうだ。
10℃以下にならなければ食事のメニューで温まるのではなく、缶飲料などで即座に温まるというニーズが高くなる。ホット缶コーヒー、ココア、コーンスープなどの展開が好適だ。売場でも保温什器に常にある程度の在庫を持っておきたい。
<By 常盤勝美>