Sep5・Oct1週/天気は周期的に変化 Oct2週/天気は周期的に変化
●9月5週/10月1週(9/28~10/4)の天候予測とMDポイント
秋雨終了、晴れやすい天気の日が多い
日本付近は東西に連なる移動性高気圧に覆われる。秋の長雨によるすっきりしない天気が続くパターンは終了し、ほぼ全国的に晴れやすい天気が続く。
ただ北海道では週末に低気圧通過の影響で天気ぐずつく。
気温は平年並か北日本でやや高めとなる。晴れて放射冷却現象が起こりやすくなるため、西日本では最低気温が平年を下回る日がある。一方、日中は日差しによる気温上昇があるため、全般に平年をやや上回る。ただ湿度があまり高くないため、カラリとした爽やかさとなる。
これからもまだ日本付近に台風が接近する可能性は十分あるが、秋雨時期が終わり、風水害リスクが低い時期に入ったと言える。ウェザーMDのポイントとしては、防災グッズは徐々に売場の規模を落ち着かせる方向でいくとよい。
今週は、北日本と東日本を中心にまだ気温が高めの日が多い予想だ。しかし、暑くてたまらないほどにはならず、また湿度もこれまでに比べると低くなっている。そのため、焼き肉をはじめとしたスタミナ系メニューのニーズレベルが落ち着くと考えられる。フライ、天ぷらなど、揚げ物が好まれる温度帯になる。
●10月2週(10/5~10/11)の天候予測とMDポイント
天気は周期的に変化
日本付近を低気圧、高気圧(移動性高気圧)が交互に通過するパターンとなる。
北海道は前週末に低気圧が通過した後、今季初の冬型の気圧配置となってしぐれるところがある。それ以外は週後半のどこかのタイミングで低気圧通過による雨が予想されるが、それ以外は晴れる日が多い。
気温は全般に平年並みかやや高めのところが多いが、週前半に北日本上空へ流れ込む寒気の規模によっては北日本ではやや低めとなる可能性がある。
MDのポイントとしては、北日本では平野部でも朝晩の気温が一桁になる日が見られるようになるため、鍋物など熱々メニューや冬物コートの販売数増加が期待される。北日本以外では、ホットの汁物需要が伸びていく。
その代表格は言うまでもなく、おでんだ。また野菜スープなどもおすすめとなる。まだ本格的な寒さを感じるほどではないため、コテコテの鍋物需要が大きく伸びるまではいかず、野菜の比率を多めにすると良いだろう。
<By 常盤勝美>