Oct3週/目立った寒気の南下なし 4週/気温高めが続く
●10月3週(10/12~10/18)の天候予測とMDポイント
目立った寒気の南下なし
基本的に日本付近は移動性高気圧に覆われ、西日本を中心に晴れる日が多い。北日本は週初め、東日本は週後半の16日(金)前後に低気圧が通過し、天気が崩れる。
なお、東日本の太平洋側では、風回りが悪く、週を通して雲の出やすい天気となる。
気温は晴れれば高めとなり、天気が崩れれば低めになる。週トータルで考えると、西日本で高めで、それ以外は平年並みかやや高めとなる。目立った寒気の南下はないので、全般に冷え込みは限定的だ。
ウェザーMDのポイントとしては、関東以西では週前半に暑いくらいの陽気の日もあるため、おでんや揚物よりは焼物、刺身類のほうが好まれる。一方週後半は、天気の崩れる影響もあるが気温の上がり方が鈍くなり、また少し肌寒い陽気となる。おでん、鍋つゆなどの売り込みは週後半が狙い目だ。
なお、今年の台風シーズンはほぼ終了と考えて問題ないだろう。過去の記録では、11月30日に上陸した台風もあるので、今後台風接近は100%ありえないというわけではないが、確率的には極めて低くなる。
●10月4週(10/19~10/25)の天候予測とMDポイント
気温高めが続く
日本付近を周期的に低気圧高気圧が通過する。北日本では週に2回のペースで低気圧が通過し、東日本~西日本では週に1回のペースで低気圧が通過する。
この期間もとくに強い寒気の南下は予想されておらず、全般に気温は平年並みか高めが続く。ただ関東だけは、風回りの悪い状態が解消されるかどうか微妙なため、高温予想は多少割り引いて考えるとよい。
だらだら季節が進む感覚だ。したがって、ウェザーMDのポイントとしては、おでん、鍋つゆなどある程度は需要があるかもしれないが、大きな伸びにはつながりにくい。
ただし、気温が徐々に下がっていく季節の進みにあわせて、お腹を満たしたいという需要はベースとして存在する。ただ、まだ外の気温が高いため、熱々である必要はない。お好み焼きやたこ焼き、麺類などの粉物がこの時期のおすすめ。
<By 常盤勝美>