Dec2週/穏やかな陽気、週末は爆弾低気圧に注意 3週/寒波襲来
●12月2週(12/7~12/13)の天候予測とMDポイント
穏やかな陽気、週末は爆弾低気圧に注意
北日本では弱い冬型の気圧配置が続くが、東日本~西日本では緩やかな高気圧に覆われる。今週は関東の南に小さな低気圧が発生することはほとんどない見通しだ。
週末の12日(土)~13日(日)は日本海を低気圧が急速に発達しながら通過する。
北日本の日本海側では雪や雨の降りやすい天気の日もあるが、大雪、大雨になる可能性は低い。それ以外は週後半にかけて晴れやすい天気が続くが、週末は爆弾低気圧の影響で北日本の日本海側の地方で雨風が強まり、荒れた天気となる。関東以西の地方は低気圧から少し遠いため、天気の崩れは小さいが、南風が強まりそうだ。
気温は全般に平年より高めとなる。朝晩は平年並み近くまで冷え込むものの、日中はこの時期としては穏やかな陽気になる。
週後半にかけて、日中はポカポカ陽気の日が多いため鍋物以外の料理メニューにシフトする家庭がやや多くなりそうだ。
日中は大掃除日和なので、清掃用品は売込みを強化したいが、週末はあいにくの天気となるところが多いため、週末は大掃除に不向きな点で注意が必要だ。
翌週は第一級の寒波がやって来るため、翌週に向けた週末の買物には、鍋物食材などの陳列を増やしたい。
●12月3週(12/14~12/20)の天候予測とMDポイント
寒波襲来
強い冬型の気圧配置となって週が始まる。この期間は全般に冬型の気圧配置が続く。
北海道では週初めに大荒れの天気になる。場合によってはオホーツク海側方面中心に猛吹雪となるおそれもあるので、今後の情報に注意が必要だ。それ以外の北日本の日本海側でも週前半は大雪に注意して欲しい。また今回は寒気の吹き出しが強いため、西日本の平野部(山陰、九州北部、四国西部など)や中部地方(濃尾平野周辺)でも初雪となる可能性がある。
北日本の日本海側では週後半も雪の降りやすい天気が続くが、それ以外は乾燥した晴天となる。
気温は平年より低いところが多く、厳しい寒さになる。
北海道では全道的に荒れた天気となるおそれがあり、交通機関の乱れが発生する可能性がある。余裕を持った配送を今のうちから計画しておきたい。
また今回は北陸方面でも大雪、西日本平野部でも広く初雪の可能性があるため、広い範囲で雪対策の準備をしておきたい。コンビニなどでは加熱什器で販売するホット飲料の欠品に注意が必要だ。
14日は、三大流星群の1つ、ふたご座流星群のピークだ。ただ今年は北日本で大荒れ、それ以外の地方も天気ぐずつき、天気が回復したとしても北西季節風が非常に強まるため、気象条件的には残念なことになりそう。せっかく月明りが少ない好条件なのだが。
<By 常盤勝美>