Jan2週/週後半に再び強い寒気 3週/寒さは幾分和らぐ方向
●1月2週(1/4~1/10)の天候予測とMDポイント
週後半に再び強い寒気
<概況>
日本付近は冬型の気圧配置が続くが、5日(火)に上空の気圧の谷が通過した後、再び冬型の気圧配置が強まり、強い寒気がまた南下する。
<天候解説>
山陰以北の日本海側では雪の降りやすい天気が続き、特に週後半は再び大雪のおそれがある。週初めは気温が少し高めのため、北陸西部以西の平野部では雨主体となる。
それ以外の地方では晴れる日が多いが、寒気の吹き出しが強まる6日(水)~8日(金)にかけては西日本の平野部でも降雪が予想され積もる可能性もあるので注意。南西諸島も例年どおりすっきりしない天気が続く。
気温は週初め平年並みか多少高めの所があるかもしれないが週後半は低め。厳しい寒さとなる。
<ウェザーMDのポイント>
週後半にはまた強い寒気が流れ込むため、鍋物を中心とした冬物食材、寒さ対策のカイロなど、乾燥対策のスキンケア用品などの売り込みをしっかり行いたい。
翌週以降は寒さは少し和らぐ方向。少なくともその先1~2週間程度は強烈な寒波の襲来の可能性が低くなる。
冬物は今週を在庫のピークとして、来週以降少しずつ在庫量を圧縮させる方向も検討すべき。
●1月3週(1/11~1/17)の天候予測とMDポイント
寒さは幾分和らぐ方向
<概況>
引き続き、冬型の気圧配置となる日が多い。11日(月)は日本の南を弱い気圧の谷が通過する。ただ、影響の程度は不透明である。
<天候解説>
日本海側では雪、太平洋側では乾燥した晴天の日が多いが、直前2週間とは少し状況が変化する。
週後半、日本海側では徐々に雪の降り方が弱まる。また太平洋側でも11日(月)と週末は天気の崩れる可能性がある。11日(月)の天気が崩れる規模は不透明だが、もし予想以上に雲の通り道が陸地方面まで北上すれば関東南部太平洋沿岸部で小雪や小雨となる可能性がある。
気温は週初め低めだが、徐々に平年並みに戻る方向。
<ウェザーMDのポイント>
寒気が抜けて寒さ緩むタイミングは、南岸低気圧によって関東などまとまった雪が降りやすい目安でもある。実際には低気圧のコース、寒気の具合などの条件がぴったりマッチしないと大雪にはならないが、念のため週間予報でこまめにその先の天気の崩れ(雪の可能性)をチェックしてきたい。
科学的に明確な根拠はないが、例年、大学入試共通試験の日程前後は広く天気が崩れやすいことも念頭に置いておくと良い。
寒さは幾分和らぐ方向。体感的には慣れた寒さ。鍋物料理ばかりの食卓でなく、年間定番メニューなど幅広いバリエーションを提案していきたい。
<By 常盤勝美>