Feb3週/週後半、一過性の強い寒気 4週/気温やや高めが続く
●2月3週(2/15~2/21)の天候予測とMDポイント
週後半、一過性の強い寒気
<概況>
週の初めには日本付近を低気圧が進み、オホーツク海方面で急速に発達する。その後一時的に強い冬型の気圧配置となる。週後半には東日本~西日本で冬型緩み、高気圧に覆われる状態が続く。
<天候解説>
週の初めは日本付近を低気圧が急速に発達しながら通過する影響で、各地で一時的に雨風非常に強まり、荒れた天気となる。
その直後にはまた、冬型の天気分布となる。北日本の日本海側では雪だけでなく風も強く、18日(木)にかけて暴風雪が続くおそれがある。
太平洋側ではおおむね晴天が続く。
気温は初めは高い。しかしその後冬型が強まって上空にはまた強い寒気が流れこむため、各地とも低めとなる。ただし今回の寒気は一過性で、週末はまた東日本~西日本を中心に気温が上がり穏やかな陽気となる。
<ウェザーMDのポイント>
前週末~週初めの穏やかな陽気から一転、週後半は厳しい寒さ。1年の中での気温の底の期間を過ぎ、昇温期(季節の進みにあわせて気温が上がっていく時期)に入っているので、冬物季節商品への関心は徐々に低下している。したがって、今週後半の寒さを利用して冬物滞留在庫の圧縮を積極的に進めよう。
鍋つゆ以外に、即時にからだを温めるホット飲料、使い捨てカイロなどもおすすめ。
●2月4週(2/22~2/28)の天候予測とMDポイント
気温やや高めが続く
<概況>
北日本では弱い冬型、それ以外の地方は高気圧に覆われる日が多いが、週末後半~週末のどこかで日本付近を気圧の谷が通過する。
<天候解説>
北日本では週前半を中心に雪の降りやすい日が多いが、降り方はそれほど強くない。それ以外の地方は週前半から半ば頃にかけて晴れる日が続くが、週後半~週末のどこかで天気が崩れる。
低気圧のコース次第だが、南岸低気圧による冷たい雨または雪、日本海低気圧による暖かい雨、いずれの可能性も考えられる。
気温は平年並みか高めの日が多いが、時折やや強めの寒気が南下する可能性があり、気温上下の波が大きい状態が続く。
<ウェザーMDのポイント>
週後半にかけて、また気温やや高めの穏やかな陽気が戻る予想。春の味覚の代表格である春野菜、苦味食材などを積極的に展開していきたい。諸説あるが、苦味食材は、体を動かす機会が少なかった真冬に体内に溜まりがちだった老廃物を体外に排出する作用があると言われている。
なお、2月28日から3月1日頃は、関東地方など東日本の太平洋側で雪の降りやすい日付の1つ。念のためご留意いただきたい。
<By 常盤勝美>