Mar1週/高温の時期が多いが Mar2週/すっきりしない天気の日が多い
●3月1週(3/1~3/7)の天候予測とMDポイント
高温の時期が多いが
<概況>
3月1日(月)~2日(火)に低気圧が発達しながら日本海を通過する。その際、活発な寒冷前線が日本列島を横断する。その後は一時的に冬型の気圧配置となる。
5日(金)~6日(土)は西から低気圧、前線が近づき、その後、梅雨前線のように少しの間、日本付近に停滞する可能性がある。
<天候解説>
1日(月)~2日(火)はやや強めの雨雲が通過する影響で、ほぼ全国的に天気が崩れる。その直後は冬型の天気分布となる。北陸より北の日本海側の所々で雪となりそう。
また5日(金)~6日(土)も天気が崩れるが、こちらの天気の崩れは規模が小さめ。しかしながらこれ以降しばらく、東日本~西日本では雲の出やすい、すっきりしない天気が続くようになる。
気温は、冬型の気圧配置となる3日(水)に平年並みか低めのところもあるが、それ以外は平年並みか高め。週初めと週後半はかなり高めの日もある。
<ウェザーMDのポイント>
引き続き気温上下の波が大きく、陽気の寒暖差が激しい。週前半と週後半は春本番の陽気で、週半ばは一時的に寒の戻り。陽気にある程度対応した売場づくりを心掛けたい。なお、これだけ陽気の変化が大きいと、体温調節が追い付かず、血圧が上昇するなど、体調を崩しがちとなる。健康訴求もしっかりと行いたい。
●3月2週(3/8~3/14)の天候予測とMDポイント
すっきりしない天気の日が多い
<概況>
北日本方面は周期的に低気圧と高気圧が通過するが、日本のすぐ南には、一時的に前線が停滞しやすくなる。
<天候解説>
北海道から東北北部では周期的に天気が変化する。一方、東日本~西日本では前線の影響を受けてすっきりしない天気の日が多くなる。
上空に強い寒気が南下する予想はないため、気温は平年並みか高めの所が多い予想だが、東日本~西日本では日差しが少ない分だけ気温の上がり方が鈍くなる可能性はある。
<ウェザーMDのポイント>
もし、気温の上がり方が鈍く、肌寒い陽気が予想される場合はすぐさま体を温められるようなホット飲料を加温什器で準備しておきたい。
この期間中には桜の開花の発表はまだないと予想されるが、開花秒読みのところも増えてくる。翌週末(20~21日)に向けてどれだけ花見需要に向けた準備をしておくか、見当をつけておきたい。関東以西の太平洋側での花見のピークは3月最終週および4月の第一週の可能性が高いが、ここの所の高温で、開花が幾分早まる可能性がある。
<By 常盤勝美>