Mar3週/高温続く、週末は荒れ模様 4週/気温水準、少し落ち着く
●3月3週(3/15~3/21)の天候予測とMDポイント
高温続く、週末は荒れ模様
<概況>
16日(火)は北日本を低気圧が通過。直後は北日本で強い冬型。19日(金)~20日(土)にかけて日本の南を動きの遅い低気圧が進んだ後、21日(日)に北海道付近で急速に発達する。
<天候解説>
北日本の日本海側では16日(火)~17日(水)にかけて雨や雪の降りやすい天気。また19日(金)~20日(土)は東日本~西日本でぐずついた天気となる。北日本では20日(土)~21日(日)にかけて雨風が強まり、荒れた天気となるおそれがある。
気温は北日本で週半ば一時的に低くなるかもしれないが、基本的には南からの暖かい空気が入りやすく、気温は平年よりかなり高めとなるところが多い。
<ウェザーMDのポイント>
今週は、春本番を通り越して初夏を感じる陽気となる日も多く、また桜の開花も進みそう。ただし週末はほぼ全国的にあいにくの天気となるため、お花見には不向きな気象条件が懸念される。
この時期、標準的な服装を考えれば気温が20℃を超えると汗ばむほどの陽気。高カロリーのものは無意識のうちに回避したくなるので、揚げ物類はやや不調となるか。かわって生野菜サラダや焼き肉用肉、刺身類などがおすすめ。
なお週末の天気の荒れでは、北日本中心に物流への影響が出る可能性があるので、今週、余裕を持った物流計画の策定を。
●3月4週(3/22~3/28)の天候予測とMDポイント
気温水準、少し落ち着く
<概況>
引き続き日本付近を周期的に低気圧が通過する。ここのところのサイクルを考えると、この期間も週後半~週末頃に低気圧が通過する可能性が高い。
<天候解説>
引き続き、全般に周期的に天気が崩れる。前週に引き続き、この週も天気の崩れが週末にあたってしまう可能性がある。
21日(日)の低気圧通過の後、北日本上空にはやや強めの寒気が南下する。北日本を中心に気温は一時的に平年並みに戻る。
それ以外の地方も平年並みに近づき、前週ほどの顕著な高温となる日は少ないとみられる。ただしそれでも平年よりはやや高め。
<ウェザーMDのポイント>
この週末が関東以西の地方で桜の見ごろ1週目となるだろう。桜は一般に開花してから満開までが1週間、満開の期間が1週間程度続く。関東の一都三県では緊急事態宣言が解除されて最初の週末となる予定なので、多くの人出となりそうだが、天気が気になるところ。
なお、週初めは北日本を中心に少し冷えるため、北日本の店舗ではおでんや野菜スープなど、体を温めるメニューの提案がおすすめ。
それ以外の地方も前週に比べると感じる暖かさは幾分弱くなる。前週とは売場のテイストを少し変えて山菜などの天ぷらなどがおすすめ。
<By 常盤勝美>