Jul5週/台風8号、直撃へ Aug1週/日本周辺は状況が不透明
●7月5週(7/26~8/1)の天候予測とMDポイント
台風8号、直撃へ
<概況>
27日(火)深夜から28日(水)にかけて、台風8号が関東北部~東北南部の太平洋側のどこかに上陸、その後も北西進し、日本海で消滅する見通し。その後、日本付近の天候に積極的に影響を与える低気圧の接近はない。緩やかに太平洋高気圧に覆われる。
<天候解説>
日本の東海上にやって来た台風が、北西進して関東~東北の太平洋側に上陸するという非常に珍しいケースというと、2016年8月の台風10号を思い出す人もいるのではないだろうか。あの時は岩手県や北海道で記録的な大雨となり、非常に大きな被害が発生した。
今回、その時の台風と比べると勢力は弱いので、結果的には大して被害がなく済んだというところが多くなるかもしれないが、台風直撃に向けて決して油断してはならない。27日(火)~28日(水)は北日本、東日本中心に荒れた天気に注意。
その後は大きな天気の崩れないが、すっきり晴天が続く感じでもない。
気温は前半、関東以西でやや低めのところがあるが、全般には平年並みか高め。
<ウェザーMDのポイント>
台風が日本列島に上陸となれば、2年ぶり。防災用品など、急ぎ展開を。雨とともに風も強まるため、店舗周辺の整理整頓を徹底させたい。放置されている段ボールを片付ける、のぼり旗をしまう、側溝のごみの詰まりなどを取っておくなど。台風シーズンはこれからがピーク。台風が過ぎ去ってもすぐに防災用品の売場を縮小せず、引き続き売場を強化したい。
北日本中心にかなりの高温が続くため、スタミナ系食材の動きも良さそう。
●8月1週(8/2~8/8)の天候予測とMDポイント
日本周辺は状況が不透明
<概況>
状況が不透明だが、引き続き日本の南海上は熱帯低気圧が発生しやすい状況が続く。
それ以外は、日本付近を低気圧や前線が通過する可能性は低く、緩やかに太平洋高気圧
の勢力が及ぶエリアに入り続ける。
<天候解説>
日本周辺に発生する熱帯低気圧の影響をどの程度受けるか、状況は不透明。晴れ間の見られる日は多いものの、変わりやすい天気が続く。熱帯低気圧あるいは台風が発達すれば、それだけ影響の規模も大きくなる。
<ウェザーMDのポイント>
引き続き、日本周辺の熱帯低気圧(あるいは台風)の動きをチェックしながらの売場づくりを。
この週の末には早くも二十四節気の立秋を迎え、早い年であれば北日本で朝晩少し冷えるなど、秋間近の気配を感じられることもあるが、今年はその可能性が低く、秋はまだまだ先ということを前提にするのが良さそう。
引き続き暑さ対策、スタミナ系食材、熱中症対策のキーワードとした展開を。
<By 常盤勝美>