Sep3週/週後半は大雨に注意 4週/太平洋高気圧が勢力をやや盛り返す
●9月3週(9/13~9/19)の天候予測とMDポイント
週後半は大雨に注意
<概況>
東シナ海城を北上中の台風14号は、今後動きが遅くなり、週半ばにかけて東シナ海中西部にほぼ停滞する。その後は偏西風に流されるように東に向きを変え、温帯低気圧に変わった後、日本列島を通過する。現時点での予想では日本海側をなめるように進むコース。19日(日)は形の上では一応、西高東低の冬型の気圧配置となる。
<天候解説>
九州地方は、台風14号付近からのびる秋雨前線の影響を受け、雨が降りやすい。週後半にかけて比較的長い期間、しかも強めの雨が降り続ける可能性があるので注意。
それ以外の地方では、台風から変わった低気圧が通過するとき以外は大きな天気の崩れはないが、低気圧通過時は大雨となる可能性があるので注意。19日(日)は北海道の山岳部中心にしぐれの天気となる。
気温は初めやや高めのところもあるが、全般に日差しがやや少なめで気温の上がり方が鈍いため、平年並みかやや低めのところもある。
<ウェザーMDのポイント>
九州地方を中心に、今週は広い範囲でまた大雨に発展する恐れがあるため、防災グッズ、保存食、飲料水などの売り込みに注力を。
北日本では今週~来週初めにかけて、冷え込みやや強まり平野部でも最低気温が10℃を下回る可能性がある。おでんや野菜スープ、ポトフなど、ホットメニューの展開を強化したい。
●9月4週(9/20~9/26)の天候予測とMDポイント
太平洋高気圧が勢力をやや盛り返す
<概況>
太平洋高気圧の日本付近への張り出しがやや強まり、週前半は中国大陸方面から低気圧がやってきてもそのまま日本列島に近づけない状況となる。
週後半は日本海方面を低気圧が通過する可能性。
<天候解説>
週前半は全般に晴れ間の広がるところが多い見込み。週後半は低気圧通過に合わせて全国的に天気が崩れる。
気温は、上空寒気の影響が残る北日本で週初めは低めだが、基本的には平年並みか後半中心にやや高めとなる。ただし「残暑厳しい」というほどの高温水準とはならない見通し。
<ウェザーMDのポイント>
台風から変わった低気圧が日本付近を通過する際の詳しいコース次第では、地域によっては気温傾向が大きく変わる可能性があるため、多少不透明な部分がある。この期間は平年並みかやや高めで少し蒸し蒸しした陽気の日が多いと予想される。
対応しては、のど越しの爽快感のある食べ物や飲み物が好まれる可能性が高い。炭酸飲料や涼味系、刺身類などがおすすめ。
なお、21日(火)は中秋の名月。現時点ではきれいな満月が見られる地域が多い見通し。
<By 常盤勝美>