Jun.4週/梅雨前線が停滞 July.1週/梅雨空続く。
【6月4週(6/23~6/29)の天候予測とMDポイント】
東日本~西日本で梅雨空の日が多い
梅雨前線の活動レベルは引き続きやや弱い。
また太平洋高気圧の勢力もまだ本調子ではないが、
徐々に太平洋高気圧が勢力を強め、梅雨前線も北上傾向。
沖縄地方では26日(木)~27日(金)頃には梅雨明けの可能性がある。
また、北日本はオホーツク海高気圧に覆われて晴れる日が多い。
月前半の雨がちの天気とは好対照。
東日本~西日本では基本的に梅雨空が続くが、
結構晴れ間の見られる日も多い。
気温は全般におおむね平年並みの予想。
例年もこの時期は、
しとしと雨が降ったりやんだりの鬱陶しい天気が続きやすい。
そういった意味では例年どおりの梅雨時MD。
カビ取り剤、除菌消臭剤、水虫薬、除湿剤など、
高湿度対策商品の販促ピーク。
食料品部門では夏物・盛夏物の伸びはイマイチで、
パンやパスタ、中華総菜、お菓子類が好まれる。
【7月1週(6/30~7/6)の天候予測とMDポイント】
梅雨空続く。
ここ数年に比べれば遅い季節変化だが、
着実に真夏に向かって太平洋高気圧が勢力を強め始め、
その影響もあって梅雨前線は本州付近で
活動を活発化させることが多くなる。
西日本の太平洋側中心に大雨に注意。
沖縄地方は安定した夏空。
また北海道も晴れ間の見られる日が多い。
雨の降りやすい天気となるため、
北海道と沖縄を除いて気温は
平年並みかやや低めの可能性。
賛否は色々あるところだが、
多くの百貨店、ショッピングモールなどでは夏物クリアランスが始まる。
ただご存知のとおり、夏の暑さのピークは7月下旬から8月上旬。
お客様の体感温度に起因する夏物需要はまだまだこれからなので、
クリアランス商品だけでなくプロパー商品の積極的な訴求とアピールを行い、
売上比率を高めたい。
梅雨前線が徐々に日本列島の陸地近くに停滞しやすくなるため、
西日本の太平洋側を中心に大雨、集中豪雨の頻度が一層高まる。
清掃用品、衛生用品は常に在庫の厚めに持っておきたい。
<By 常盤勝美>