Oct4週/全国的に気温低め Oct5週/また気温高めに
●10月4週(10/18~10/24)の天候予測とMDポイント
全国的に気温低め
<概況>
19日(火)に気圧の谷が通過した後、日本付近はもう一度冬型の気圧配置となる。
その後は全般に高気圧に覆われるが、高気圧の通り道がやや北寄りのルートのため、日本の南は弱い雨雲の通り道となる。
<天候解説>
19日(火)は全国的に天気が崩れる。その後数日、北日本ではしぐれの天気となる。
それ以外はおおむね晴天。ただし、太平洋沿岸地域では多少雲の出やすい天気となる。
気温はほぼ全国的に低め。前週末からの寒気は一旦抜けるが、週半ばにもう一度、足早に寒気が通過する。
<ウェザーMDのポイント>
前週末から、急に季節が進んだような感覚だ。気温が平年を下回る日が多く、おでんや鍋物食材など、ホットメニューなどへの関心が大きく高まるため、売場を広げて売り込みを強化したいところである。
また、ビール⇒緑茶、アイスコーヒー⇒ホットコーヒーなど、飲用パターンの変化も予想される。いずれにしても、売場に冬の要素を積極的に取り入れていきたい。
●10月5週(10/25~10/31)の天候予測とMDポイント
また気温高めに
<概況>
週半ば頃、日本海を低気圧が通過する。その後また北日本では冬型の気圧配置。
東~西日本では高気圧に覆われる。低気圧が発達するため、週半ばは東~西日本を中心に南風が強まる。
<天候解説>
週半ばは全国的な天気の崩れとなる。北日本の日本海側では、その後も天気ぐずつきやすくなる。それ以外は天気が回復し、晴れ間が多くなる。
南風が入りやすいため、ほぼ全国的に気温が高めとなる。週末に、北日本上空に入る寒気も、現時点では規模の程度は不透明。
<ウェザーMDのポイント>
せっかく前週冬間近をイメージさせる気温となったが、この週はまた南風が入りやすく、少し生暖かい陽気の日が多そう。鍋つゆ、おでんなどの需要の伸びにも水を差す格好となる。
このように陽気の寒暖差が激しいときは、和食の定番季節料理から離れ、中華など多国籍なメニューが相対的に好まれやすい。それを意識したメニュー提案がおすすめ。
なお、翌週以降の気温傾向によっては、また冬物展開の準備をするなど、週末の売場づくりは、気温の先読みをしていただきたい。
<By 常盤勝美>