Dec5週・Jan1週/年越し寒波 Jan2週/冬型の気圧配置が続く
●12月5週/1月1週(12/27~1/2)の天候予測とMDポイント
年越し寒波
<概況>
強弱を繰り返しながら、冬型の気圧配置が続く。先週末からの強い寒気は一旦峠を越えるが、週末には再び同程度の規模の寒気が日本上空を覆う。
<天候解説>
基本的には冬型の天気分布。日本海側の地方では雪や雨が降りやすく、太平洋側では乾燥した晴天の日が多い。
29日(水)~30日(木)は一旦寒気が弱まるため日本海側での雪の降り方が弱まり、北陸以西では雨に変わる。31日(金)~1日(土)には再び強い寒気が流れ込み、日本海側では大雪に注意が必要。年越し寒波。
気温は週の始めは低め。週半ばは平年並みか少し高めとなるところもあるが、週末はまた全般に低め。
<ウェザーMDのポイント>
年末年始を含むこの週は例年、天気に関わらず年越しの準備をするため、気温と商品の売上げの相関が弱くなる。
この期間、天気予報の中で注意しなければならないのは、荒れた天気などによる人出の増減。今回は大晦日から元日にかけて強い寒気の南下により、日本海側の各地では大雪が予想され、また全国的に寒さ厳しいため、(新型コロナウイルスの影響を除外して考えても)人出は通常年よりやや少なめと考えられる。もし正月三が日も営業する店舗があれば、参考にしていただきたい。
なお、大晦日の夕食は、寒さ厳しいことを考えると、すき焼きなど、鍋物料理が一番のおすすめだろう。
●1月2週(1/3~1/9)の天候予測とMDポイント
冬型の気圧配置が続く
<概況>
基本的には冬型の気圧配置が続く。上空には寒気が断続的に流れ込むが、クリスマス直後あるいは年越し寒波と比べると少しだけ規模は小さめか。
<天候解説>
引き続き日本海側では雪、太平洋側では晴天が続く。日本海側では引き続き大雪に注意が必要だが、この期間の寒気は前週に比べると少し弱い予想で、短時間のドカ雪となる地域は、あっても限定的の見通し。
<ウェザーMDのポイント>
毎年1月4日頃は、三大流星群の1つ、しぶんぎ座流星群の極大。ただし年によって規模にばらつきが大きいこと、寒さの厳しい時期であることから、残り2つのふたご座流星群(12月14日頃)と、ペルセウス座流星群(8月12日頃)に比べて、盛り上がりはやや少ない。
クリスマス頃からの厳しい寒さの連続で、体の免疫力が低下し、体調を崩しやすい頃。免疫力を高める食材の訴求、ビタミンCなど、風邪の予防におすすめな栄養素の訴求などを行うことがおすすめ。この時期、日々の天気、気温変化が比較的小さいため毎日売場が同じようなレイアウトになりがち。売場での訴求の仕方に工夫を。
<By 常盤勝美>