Jan4週/週後半、強い冬型の気圧配置 Jan5週/週前半、太平洋側で降りやすい天気続く
●1月4週(1/17~1/23)の天候予測とMDポイント
週後半にかけて強い冬型の気圧配置
<概況>
週初めは、北海道付近を低気圧が比較的ゆっくりした速度で通過した後、また全国的に冬型が強まる。ただ週末には冬型が緩み、高気圧に覆われる。
<天候解説>
典型的な冬型の天気分布が続く。日本海側では雪、太平洋側では晴天、南西諸島では雲の多い天気となる。特に18日(火)~19日(水)は寒気が強いため、日本海側で雪の降り方強く、大雪、猛吹雪に注意が必要。
気温は週初めやや高めのところもあるが、週前半から後半にかけては低め。週末に冬型が緩み、日本海側での雪の降り方が弱まると、気温も平年並みかやや高めとなる。
<ウェザーMDのポイント>
冬型の気圧配置、厳しい寒さとなる日が多いため、引き続き鍋物食材メインの売場が主体。ただし前週から、天気の変化が比較的小さいため、同じような売場の顔が続くと、お客さまが飽きてくるので注意。
翌週前半、関東以西の太平洋側で雪の可能性があるため、対策商品の早めの手配を。通常、大雪に見舞われた後は、一度目の大雪の際に対策商品一式を買い揃える家庭が多いため、二回目の大雪の際はあまり特需は期待できない。しかし、6日(木)の関東の大雪は事前予測がなく、不意打ちに近い状況だったため、しっかり準備をした家庭はそれほど多くないと見込まれる。今季は二回目の大雪でも十分、準備需要が見込めることを想定して積極的に展開し、欠品を防ぎたい。
●1月5週(1/24~1/30)の天候予測とMDポイント
週前半、太平洋側でも雪や雨の降りやすい天気が続く
<概況>
週前半、日本の南海上を低気圧前線が立て続けに通過。週後半は北日本中心に冬型の気圧配置となるが、東日本~西日本では南寄りの風が入りやすくなる。
<天候解説>
週前半は関東以西の太平洋側の中心にぐずついた天気が続く。上空寒気、低気圧のコースを考えると、関東などでまたまとまった雪となる可能性もあるので、今後の情報に注目されたい。
週後半は北日本の日本海側で雪が降りやすいが、降り方はそれほど強くなく、それ以外の地方では穏やかに晴れるところが多い。
上空寒気は北日本までしか南下できず、関東以西では南寄りの風も少し入るため、気温は平年並みか高めとなるはずだ。しかし週前半のぐずついた天気が続いて気温上昇が抑えられるため、トータルで考えると東日本ではやや低め。それ以外は平年並みかやや高め。
<ウェザーMDのポイント>
現状ではまだ状況は不透明だが、関東以西でのぐずついた天気が長続きする可能性があることに関しては、客足の読みの注意。比較的広い商圏をターゲットとしている店舗ではやや不利。一方、天気が回復した後は客足が通常よりやや多めとなるチャンスもある。
週後半は比較的穏やかな天候となる。スギ花粉の本格的な飛散開始をおおむね1カ月後に控え、関連商品の売り込みを強化するには好適。
<By 常盤勝美>