Mar4週/週前半は菜種梅雨、後半は高温傾向 Mar5週・Apr1週/気温の波が大きい
●3月4週(3/21~3/27)の天候予測とMDポイント
週前半は菜種梅雨、週後半は高温傾向
<概況>
週前半は日本の南海上を低気圧、前線が通過する。週後半は高気圧に覆われるが、週末26日(土)~27日(日)は再び日本のすぐ南海上を低気圧が通過する。
<天候解説>
22日(火)~23日(水)は日本の南の低気圧前線の影響で、関東以西の各地で曇や雨となる。東日本の内陸部では気温が低く雪となるところもある。
週後半は一旦全国的に晴れやすい天気となるが、週末はまた西から天気が大きく崩れる。
気温は週初め低め。各地で真冬の寒さに戻る。一方週後半は高め。気温上下の波が大きい1週間となる。
<ウェザーMDのポイント>
今週末は関東以西の地方における桜の花見ピークの1回目。
しかしながら、あいにくこの週末は全般に雨で西日本では少し荒れた天気も予想される。せっかくまん延防止等重点措置が全国で解除され、各種規制が緩和された最初の週末しかも花見のピークだが、桜の花見スポットに多くの花見客は期待できないかもしれない。発注仕入れ量に注意を。
この先しばらく、陽気の寒暖差が激しい気候が続く見込み。可能な限り陽気に合わせて売り場でのメニュー提案を心掛けたい。時期的に人間のからだは春夏に向けて暑さ対策を始めているため、仮に寒さを感じる陽気でも、鍋物料理など熱々・ボリューミーなメニューへの関心は真冬ほど高くない。熱々だけどヘルシーなおでん、熱々ではないけどボリューミーなステーキなどが、寒の戻り対策でのおすすめ。
●3月5週/4月1週(3/28~4/3)の天候予測とMDポイント
気温上下の波が大きい状態が続く
<概況>
週後半~週末のどこかに日本付近を低気圧が発達しながら通過する可能性が高い。週前半は日本の南に前線が停滞するが、日本列島の天候に影響を与えるかどうかは不透明。
<天候解説>
週前半は雲多めながら大きな天気の崩れはない可能性が高い。週後半~週末のどこかでまた全般に天気が大きく崩れる。時期的に北日本の太平洋側では猛吹雪、暴風雨に注意。
気温は前半中心に高め。週末は平年並みに戻る方向。
<ウェザーMDのポイント>
上空の気温予想によると、この期間の後半は高温傾向から平年並みあるいはやや低めに向かう内容となっている。
上空気温の大きな低下は、地上での低気圧の急速な発達と連動する場合があり、要するにこの週の後半は日本付近をいわゆる爆弾低気圧が通過するおそれがある。交通機関の乱れによる物流の遅延、従業員の出退勤への影響、店舗への被害など、注意しなければならない点は多いので早い段階から念のため確認しておきたい。
また、関東以西では桜の花見のピーク2回目の週末となる予想。通常桜は、開花から満開までが約1週間、満開が続く期間が約1週間で、お花見のピークが期待できる週末も2~3回しかない。
前週末あいにくの天気だった地方にとっては、この週末前週分を取り返す売上げをつくりたいところだが、現時点ではあいにく黄色信号。この週末も発注仕入れ量に注意を。
<By 常盤勝美>