5月5週・6月1週/オホーツク海高気圧、勢力強まる 6月2週/関東甲信まで梅雨入りへ
●5月5週・6月1週(5/30~6/5)の天候予測とMDポイント
オホーツク海高気圧、勢力強まる
<概況>
日本の南には梅雨前線が停滞する。31日(火)には前線上を低気圧が通過する。同時に寒気を伴った低気圧が北日本方面に進むが、オホーツク海高気圧が勢力を強めるため、低気圧は週後半、北日本方面で停滞する。
<天候解説>
南西諸島は週初め梅雨前線が一時的に北上したため晴れ間が見られたが、すぐさま梅雨空に戻る。
東日本~西日本は、梅雨前線上の低気圧の影響を受ける31日(火)はしっかりとした雨となるが、それ以外の日は大きな天気の崩れはない。ただしオホーツク海高気圧方面からの冷涼な気流の影響で全般に雲が出やすい。
北日本は31日(火)に雨となった後もすっきり晴れることが少なく、曇か、小雨の降りやすい天気が続く。
気温は週初め、晴れれば高め。雨が降れば平年並みか低め。週後半は寒気や冷涼な気流の影響で全般に平年並みかやや低め。週トータルでも平年並みかわずかに低めの所が多そう。
<ウェザーMDのポイント>
週の前半は、晴れれば暑い陽気、天気崩れればうすら寒い陽気と、少し寒暖差がある。売場づくり、メニュー提案もそれに対応して多少メリハリを効かせたい。
週後半は徐々に日差しが少なくなる方向。また関東甲信以西での梅雨入り発表が秒読みとなる時期で、準備のための除湿・乾燥関連商品の需要が高まりそう。
今週末は春の運動会シーズンの、実質最終週。九州北部より北の地方では何とか開催できる地域が多そう。
●6月2週(6/6~6/12)の天候予測とMDポイント
関東甲信まで、梅雨入りへ
<概況>
前週から天気図パターンの変化が小さくなる。この週の前半も梅雨前線は日本のはるか南に停滞。日本付近はオホーツク海高気圧の勢力圏内に入る。
週後半に入ると、梅雨前線がまた西から北上。
<天候解説>
南西諸島では梅雨空が続く。時折、大雨に警戒。それ以外の地方は雲が出やすいものの晴れ間も見られる天気。
週後半は梅雨前線の北上に伴い、関東以西の地方で曇や雨の日が多くなる。
気温は、オホーツク海高気圧方面からの冷涼な空気の影響で全般に平年並みかやや低め。
<ウェザーMDのポイント>
いよいよ九州北部~関東甲信地方でも梅雨入りへ。北陸、東北も可能性がある。これまでの時期に比べて、湿度が高く蒸し暑さを感じるようになるため、爽快さ、すっきりとした感覚が得られる商品が好まれる。たとえば、無糖炭酸や食感なめらかな涼味系、籐家具・ござなどの日用品系など。
梅雨入り当初はまだ日差しの見られる日もあるが、行楽用品、UVケア用品などは一旦需要が落ち着く。
<By 常盤勝美>