7月4週/19日・22日は広範囲で雨 7月5週/太平洋高気圧が勢力を盛り返す
●7月4週(7/18~7/24)の天候予測とMDポイント
19日と22日は広い範囲で雨
<概況>
先週後半に天気図上に復活した梅雨前線。その前線上の低気圧が19日(火)と22日(金)頃に日本付近を通過する。それ以外の日は緩やかに高気圧に覆われる。
<天候解説>
19日(火)と22日(金)は広い範囲でしっかりとした雨。大雨に発展する所もありそう。それ以外の日は雲多めながら、晴れ間の見られる時間帯もあり、前週に引き続き変わりやすい天気となる。
気温は北日本や東日本で週前半中心に平年より高めだが、全般的にはおおむね平年並みだろう。
<ウェザーMDのポイント>
今週も変わりやすい天気が続く。いつ突然のにわか雨があっても不思議ではない状況。急な強雨による客足動向の急変に注意。
特に注目すべきは雨の予想される時刻と、時間的な長さ、雨の強さ、降りやむと予想される時刻である。もし降りやみの時刻が夕方遅くなる場合は、雨がやんでからの客足の回復はあまり期待できないため、場合によっては早い段階からの見切りが大規模ロスの回避につながる。雨の降りやみが比較的早ければ、過度な値引きロスを回避することも重要となってくる。気象庁HPや各種アプリなどで雨雲の動きをこまめに確認されたい。
今週土曜日は土用の丑の日。6月末~7月初旬のような猛烈な暑さは考えにくいが、全国的に平年並み程度の暑さとなり、スタミナ補給需要は順調と考えられる。うなぎなど、ビッグセールスに向けて準備をしたいところ。
●7月5週(7/25~7/31)の天候予測とMDポイント
太平洋高気圧が勢力を盛り返す
<概況>
ここ1~2週間ほど、勢力をやや後退させていた太平洋高気圧が徐々に勢力を盛り返す。日本付近に停滞していた梅雨前線や、日本海上空の寒気は徐々に活動を弱める。戻り梅雨もようやく解消か。
<天候解説>
すっきりとした晴天が長続きする状況となるかどうかは不透明だが、この期間、広く晴れ間の見られる日が多い。
気温はおおむね平年並みだが、局地的には高めのところもありそう。
<ウェザーMDのポイント>
ようやく、改めて各地で梅雨が明けたような天気図パターンとなる見込み。熱中症対策商品の欠品に注意。
例年なら1年で最も気温が高くなる時期で、熱中症対策や暑さ対策、夏バテ対策などの対応商品のビッグセールスが期待できるが、今年はすでに6月末から猛烈な暑さとなっていることから、通常の年に比べて売上げの伸び率は小さい見通し。
欠品の回避は最重要命題だが、一方で過剰在庫にも気を配りたいところ。
<By 常盤勝美>