11月3週/20日は全国的に天気が崩れる 11月4週/週初め強い冬型の気圧配置
●11月3週(11/14~11/20)の天候予測とMDポイント
20日(日)は全国的に天気が崩れる
<概況>
15日(火)は小さな低気圧が関東の南海上に発生する。週末は、北海道の北と日本の南の低気圧がセットになって、日本付近を通過する。
15日(火)に発生した低気圧が日本の東海上に抜けると、一時的に冬型の気圧配置となり、上空には寒気が入る。
<天候解説>
15日(火)は東日本、北日本ですっきりしない天気。その後は一時的に冬型の気圧配置となるため、北日本の日本海側ではしぐれる。
週末は西日本から徐々に天気が崩れ、20日(日)は全国的に曇や雨となる。ただ、現時点での予想では特にまとまった雨となる可能性は低い。
気温は週前半、平年並みかやや低めの所もあるが、週後半~週末は南寄りの風となる地域が多いため全般にやや高め。
<ウェザーMDのポイント>
今週も日によって多少、気温上下の波がある。関東では15日(火)は日中、冬本番の寒さとなる可能性。
週半ばは初雪前線がまた少し南下し、東北北部まで雪の範囲が広がる可能性がある。本州の日本海側各地でもいよいよ本格的な雪の準備を。
週後半は一旦穏やかな陽気が戻るため、鍋物需要が少し伸び悩む可能性がある。ただし、来週はまた本格的な寒さがやってくる見通しのため、週末にはそれに向けた売り込みの強化がおすすめ。ただしぐずついた天気に伴う客足の伸び悩みには留意を。
●11月4週(11/21~11/27)の天候予測とMDポイント
週初めは強い冬型の気圧配置
<概況>
週の初めは強い冬型の気圧配置。その後、冬型は緩み、高気圧に覆われるところが多いが、週後半には日本付近を気圧の谷が通過し、その後また冬型が強まる見込み。
<天候解説>
週の初めは冬型の天気分布。日本海側では雨や雪で、その範囲もまた少し南に広がりそう。太平洋側は乾燥した晴天。
週後半に全国的に天気が崩れた後、再び冬型の天気分布になる見通し。徐々に冬型の気圧配置になる頻度が増え、本格的な冬に突入していく。寒気が断続的に入るため、気温は平年並みか低めの可能性が高い。
<ウェザーMDのポイント>
例年23日の勤労感謝の日を含む週は、冬物耐久消費財(暖房器具やコートなど)の売上げが年間のピークを迎える。
今年は幸い、気象条件的にも気温が平年並みか低めのところが多く、追い風の状況が期待できる。家電、日用品などの売場は、フロアスタッフや説明員を増やして対応したい。
<By 常盤勝美>