11月5週・12月1週/気温、急降下 12月2週/北日本上空に断続的に寒気入る
●11月5週・12月1週(11/28~12/4)の天候予測とMDポイント
気温、急降下
<概況>
29日(火)に日本付近を低気圧が発達しながら通過する。その後は強い冬型の気圧配置となる。
週末は、また東シナ海方面から低気圧が西日本に接近する。
<天候解説>
29日(火)は低気圧の通過に合わせて、全国的に荒れた天気となる。
その後は冬型の天気分布。太平洋側ではおおむね晴れるが、日本海側ではしぐれる。今回の寒気は強いため、山陰地方まで雪の可能性がある。
南西諸島では風回りが悪く、週半ば以降曇や雨のぐずついた天気が続きやすい。
気温は29日(火)頃まで全国的にかなり高め。季節外れの暖かさ。その後は徐々に寒気の影響を受け始め、気温も平年並みか低めとなる。気温落差の非常に大きい1週間となる。
<ウェザーMDのポイント>
週前半の穏やかな陽気から、週半ば以降は一気に冬の寒さに。陽気の急変に伴うニーズの大きな変化が発生する可能性が高い。需要の急激な集中による欠品に注意。
また、山陰地方まで雪の可能性が示唆される。山間部を中心に本格的な雪の準備を急ピッチで進めたい。東北以北では積もる雪となり、北海道では平野部でも根雪のスタートとなる可能性がある。
週末は北陸以北の日本海側と九州・南西諸島でぐずついた天気。大掃除にはあまり向かない気象条件となりそう。
●12月2週(12/5~12/11)の天候予測とMDポイント
北日本上空に断続的に寒気入る
<概況>
週の前半は日本の南海上が弱い前線帯となる。それ以外は北海道付近を短い周期で低気圧が通過し、その都度、弱い冬型の気圧配置となる。
<天候解説>
週前半は東日本~西日本ですっきりしない天気。また北海道と南西諸島でも雲の取れにくい天気となる日が多い。
週後半は北日本で冬型の天気分布となる見込みだが、東日本~西日本ではおおむね高気圧に覆われる。
気温は北日本中心に平年並みか低め。北日本では断続的に寒気入る。その寒気がどこまで南下するかがポイント。グッと南下すれば、東日本だけでなく西日本も平年より低めの可能性が高くなるが、あまり南下しなければ、寒さは限定的ということも考えられる。
<ウェザーMDのポイント>
鍋物やシチュー類には好適な気象条件となる見込み。年末、人が集まる機会も徐々に増えるとの予想から、パーティ用のセットも需要が期待できる。
週末はまた少し寒さ増す可能性がある地域が多く、大掃除には億劫な気象条件の懸念。その場合は、屋内でできる掃除道具を優先的に訴求することで、多少向かい風な気象条件下でも、うまく売上げにつなげたい。
<By 常盤勝美>