12月2週/北日本中心とした厳しい寒さは一段落 12月3週/週後半、寒波襲来の可能性
●12月2週（12/5～12/11）の天候予測とMDポイント
北日本中心とした厳しい寒さは一段落
＜概況＞
大局的に見れば、北日本を中心とした冬型の気圧配置が続く。東日本～西日本では緩やかに高気圧に覆われる日が多い。上空の強い寒気は一旦、東の海上に抜ける。
＜天候解説＞
冬型の天気分布（日本海側では雪や雨、太平洋側では晴天）となる日が多い。ただ日本海側での雪や雨も、徐々に降り方は弱まる方向。なお、南西諸島では引き続き、曇や雨のすっきりしない天気の日が多い。
気温ははじめ北日本中心に低めのところがあるが、週半ば以降は平年並みかやや高めの日が多くなる。
＜ウェザーＭＤのポイント＞
冬型の天気分布が続くが、日本海側での雪や雨も、降り方はそれほど強くない見込み。
また関東～九州の太平洋側では晴れて比較的穏やかな陽気の日も多く、週末は大掃除がはかどりそう。大掃除関連商品の展開強化がおすすめ。
気温上下の波が大きいと、免疫力が低下し体調を崩しやすいため、免疫力を高める食材あるいは栄養価の高い食材のPOP等でのアピールも積極的に行いたい。
●12月3週（12/12～12/18）の天候予測とMDポイント
週後半、寒波襲来の可能性
＜概況＞
週の前半は引き続き北日本を中心とした弱い冬型。週後半は強い寒気が入る可能性があり、それに伴って冬型が強まる。
＜天候解説＞
週前半は北日本の日本海側で雪や雨の天気が続くが、降り方はそれほど強くない。太平洋側では多少雲の出やすい日もあるが、引き続き晴れ間が見られる。
週後半は冬型の強まりに合わせて日本海側での雪の降り方が強まる可能性。週末は大雪に注意。なお、南西諸島では引き続きすっきりしない天気の日が多い。
気温ははじめ平年より高めの所が多いが、週末は平年並みか低めの可能性が高い。
＜ウェザーＭＤのポイント＞
週後半の寒気の南下度合いによって、鍋物売場の強化レベルを調整。なお、これからの時期、北日本の日本海側では時折暴風雪に見舞われ、交通機関のマヒが発生することがある。冬型の強まり・強い寒気の南下が予想される場合、物流の混乱もある程度想定した対策を講じておくと良い。
週末は大掃除がことさら億劫に感じる天気となるところが多そう。
＜By 常盤勝美＞
