1月3週/週末からまた強い寒気 1月4週/強烈寒波どこまで南下するか
●1月3週(1/16~1/22)の天候予測とMDポイント
週末からまた強い寒気が入り始める
<概況>
週前半は弱い冬型の気圧配置。19日(木)頃、北日本を弱い気圧の谷が通過した後、週末は冬型が強まる。
<天候解説>
19日(木)は全国的に曇または晴の天気となるが、それ以外の日は日本海側で雪や雨、太平洋側では乾燥した晴天。
週前半は日本海側での雪や雨の降り方は弱いが、週末は強い寒気の流れ込みがあり、雪風ともに強まる。南西諸島も雲の取れにくい天気が続く。
気温は週後半にかけて平年並みか高めの所もあるが、週末は急降下し、平年並みか低めとなる。
<ウェザーMDのポイント>
週の初めは関東など一部で気温は低め。半ばは北海道を除き、全般にやや高め。週末以降は低めと、気温上下の波が大きい。
可能な範囲で、その時の状況に合わせてメニュー提案に変化を持たせたい。穏やかな陽気の日は、鍋物に対する関心がやや低くなるので、それ以外のメニューを意識したプレゼンテーション、週末からは寒さが増すことを想定して鍋物料理を中心としたプレゼンテーションがおすすめ。
場合によっては週明け、関東などで雪の可能性が示唆される状況になる。実際的には雪による生活への影響は小さいと見込まれるが、報道の強さによっては、顧客の関心が高まり関連商品需要が伸びることになるので、メディア報道における関東などでの雪の可能性に関する情報にアンテナをはっておいていただきたい。
●1月4週(1/23~1/29)の天候予測とMDポイント
強烈寒波がどこまで南下するかがポイント
<概況>
週の初め、小さな南岸低気圧が通過する。その後はまた冬型の気圧配置が続く。週末は日本海を低気圧が通過する可能性あり。
<天候解説>
23日(月)は東日本の太平洋側で小規模に天気が崩れる。東京などでは初雪の可能性もあるが、現時点では特にまとまった降りとなることは考えにくく、交通機関等への影響は軽微だろう。
その後は週後半にかけて冬型の天気分布となる。日本海側では雪、太平洋側では晴天、寒気の中心に近い北海道では特に雪の量が多くなるおそれがある。
なお、週末は春一番もどき(時期的には、春一番の観測期間外)の天気の崩れとなる可能性がある。
気温は後半にかけて低め。特に北海道では平年より大幅に低く、凍てつく寒さが続きそう。週末は寒気が抜け、気温は上向く。
<ウェザーMDのポイント>
週半ばはまた強烈な寒波が襲来する。少なくとも北海道はこの寒気にすっぽり覆われ、凍てつく寒さになるため除雪作業時の不慮の事故などに警戒を。
ポイントは、この寒気がどの範囲まで影響を強く及ぼすか。現時点ではまだ微妙。関東などでは影響が比較的小さくてすむ可能性があるが、日本海側の地方では西日本含め、大雪対策の準備を整えておいていただきたい。状況によっては雪風ともに強く、暴風雪になるところもある。そうなると交通機関の乱れにもつながるため、従業員の足の確保、物流の遅延等に対しても事前の手配を。
かたや、早ければ週末にはまた気温が大きく上がる可能性もある。その場合はアイス、飲料など春夏を想起させる商品の需要が高まることも考えられる。週末の天候・気温予測にも目が離せない。
<By 常盤勝美>