4月1週/6~7日にかけて寒冷前線が通過 4月2週/顕著な高温は落ち着く
●4月1週(4/3~4/9)の天候予測とMDポイント
6~7日にかけて寒冷前線が通過
<概況>
6~7日にかけて、日本海を進む低気圧にともなう寒冷前線が日本列島を通過する。それ以外は高気圧に覆われるが、前線通過直後は一時的に冬型の気圧配置となり上空にはやや冷たい空気が流れ込む。
<天候解説>
6~7日は全国的に天気が崩れる。長い時間降り続く雨ではないが、短時間に雨風強まる。それ以外は晴れる日が多いが、前線通過直後の8日(土)は、北陸以北の日本海側でしぐれの天気となる。
気温は週後半にかけてかなり高めが続く。ただ前線通過直後は寒気の影響でやや低めのところがあり、それ以外の地方でもほぼ平年並みとなる。
<ウェザーMDのポイント>
週の前半はほぼ全国的に晴れて気温は高く、飲料、アイス、葉物野菜、スライス肉が伸びやすい気象条件。
週後半の荒れた天気の影響で、関東以西の桜はほぼ散ってしまう可能性が高い。花見宴会想定から、アウトドアレジャー想定に売場の切り替えを。
なお、週末は寒気が入り、北日本中心に寒いくらいの陽気となる。状況によっては、ホット飲料なども準備しておきたい。
●4月2週(4/10~4/16)の天候予測とMDポイント
顕著な高温は、とりあえず落ち着く
<概況>
週後半、日本付近を気圧の谷が通過する可能性が高いが、それ以外はおおむね高気圧に覆われる見込み。
<天候解説>
週後半は気圧の谷通過に伴い天気が崩れる。それ以外は晴れ間の見られる日が多い。
気温は平年並みかやや高めだが、前週までの顕著な高温はとりあえず一段落する。
<ウェザーMDのポイント>
気温は平年並み程度までしか上がらない日が多く、前週までのような暖かさ・暑いくらいの陽気は感じない。夏向きの飲料、アイス、涼味系需要は一旦小休止の可能性。中華や洋食など、端境期や中間的な温度帯の時に好まれやすいメニューを展開しよう。
昨年は4月10日に東京で初夏日を記録したが、今年はすでに3月に記録しているため、夏物季節商品需要の伸びは例年より跳ね上がりが弱い見込み。
<By 常盤勝美>