5月1週/大型連休終盤は天気の崩れ 5月2週/週前半ぐずつく可能性
●5月1週(5/1~5/7)の天候予測とMDポイント
大型連休終盤は天気の崩れ
<概況>
週後半にかけて日本付近は高気圧に覆われる。週末は前線が日本海にのび、前線上を低気圧がやってくる。この前線、少しの間、日本付近に停滞する見通し。
<天候解説>
週の初めは変わりやすい天気の所もあるが、週後半にかけておおむね晴天が続く。週末は低気圧や前線の影響で曇や雨のぐずついた天気となる。
気温は日本付近に暖気が入るため、週後半は高め。曇や雨でも気温が高いため、少し蒸した陽気となる。
<ウェザーMDのポイント>
大型連休最終盤の今週末は、全国的にぐずついた天気の予想。アウトドアレジャーには不向きの可能性が高いため、BBQや焼肉パーティーなどを想定した大容量パックは動きが鈍いことが想定される。
なお、大型連休中は、天気と客足動向の関係が普段の週末と一致しない場合がある。住宅街の場合、雨が降ると外出を控える家庭が多くなる。しかし、大型連休中は遠出やレジャーを控え、近場のショッピングセンターに行く家庭の割合が増えることから、意外と客足が減らないこともある。地域や立地条件によってその反応はバラバラのため、自店舗周辺の傾向を把握した上で発注仕入れ量の調整をしよう。
●5月2週(5/8~5/14)の天候予測とMDポイント
週前半はぐずついた天気が少し長引く可能性
<概況>
週前半は日本のすぐ南の前線の影響で西日本~東日本を中心にぐずついた天気となる。週後半は全国的に晴天となるが、週末はまた西から天気が崩れる見込みだ。
気温は週前半、西日本を中心に低め。前週の後半とは打って変わって、全般に北寄りの風が吹きやすいため。そして週後半は平年並み。
<天候解説>
週後半は気圧の谷通過に伴う天気の崩れがありそう。また週半ばも寒気の影響で変わりやすい天気となる可能性がある。
気温は、寒気から比較的遠い九州などでは平年よりやや高めとなる可能性があるが、それ以外は平年並み。寒気の規模によっては低めとなるところもありそう。
<ウェザーMDのポイント>
前週末から続くぐずついた天気により、梅雨間近を感じる人が出てくるかもしれない。九州以北での本格的な梅雨入りはまだ1カ月程度先であり、例年より少し早めのスケジュールとなるかもしれないが、梅雨対策商品の展開には一つのきっかけとなりそう。
<By 常盤勝美>