6月4週/梅雨の中休みは一旦終了 6月5週・7月1週/沖縄地方で梅雨明け秒読み
●6月4週(6/19~6/25)の天候予測とMDポイント
梅雨の中休みは一旦終了
<概況>
週初めは梅雨前線が大きく南下した状態だが、週半ば頃、低気圧が日本海を通過する。それに伴い、梅雨前線が一旦北上する。ただし、週末はまた梅雨前線がやや南下する。
<天候解説>
西日本では20日(火)まで、東日本~北日本では21日(水)まで、梅雨の中休みとなる。雲は多めながら、晴れ間が見られる時間帯が多い。その後は週後半にかけて、全国的に雨となるが、週末は北陸以北の地方で晴れ間が見られ、関東以西でも雨は小康状態となる。
一方、沖縄本島地方~奄美諸島に関しては、活発な雨雲がかかりやすい曇や雨の日が多い。梅雨末期の大雨に厳重な警戒を。
気温は週後半東日本でやや低めの日があるかもしれないが、全般的には平年並みかやや高めの日が多い。
<ウェザーMDのポイント>
梅雨の中休みが終わる週半ば以降は、また湿度高めでじめじめ蒸し蒸しした陽気が戻ってくる。飲料や氷菓の需要が拡大しやすい気象条件のため、在庫をこまめにチェックしよう。
一方で、週後半は一時的に気温の上がり方が鈍くなる日がありそう。その場合は洋食や中華、パン類などに興味がシフトする。陽気の変化に合わせて、メリハリのある売場づくりをおすすめしたい。
●6月5週・7月1週(6/26~7/2)の天候予測とMDポイント
沖縄地方で梅雨明け秒読み、一方梅雨前線は日本付近へ
<概況>
梅雨前線がやや北上し、日本のすぐ南に停滞するようになる。
<天候解説>
沖縄地方では太平洋高気圧に覆われて晴れる日が多い。早ければ週初めにも梅雨明けが発表される可能性がある。
北海道では天気が周期的に変化するが、それ以外の地方は曇や雨の日が多く、南の地方ほど雨の量が多くなる。
気温は平年並みか高め。南からの暖かく湿った空気が入りやすく、蒸し蒸しした陽気の日が多い。
<ウェザーMDのポイント>
日中は幾分過ごしやすいかもしれないが、朝晩中心に気温が高く、少し寝苦しい日が多い見込み。睡眠の質が低下しがちなので、睡眠の質を高める商品の訴求がおすすめ。
一方、南西諸島では夏空と厳しい暑さが続くようになる。熱中症対策商品を強化しよう。
<By 常盤勝美>