7月5週/全国的に太平洋高気圧に覆われる 8月1週/南西諸島方面に台風直撃か
●7月4週(7/24~7/30)の天候予測とMDポイント
ほぼ全国的に太平洋高気圧に覆われる
<概況>
週を通して、太平洋高気圧に覆われるエリアが多い。21日(金)に発生した台風5号は、沖縄のはるか南を北西に進み、台湾のすぐ西海上から中国大陸方面へ向かう見通し。
<天候解説>
太平洋高気圧に覆われて晴れる地域が多い。ただし北海道方面は週前半、風回りが悪く、湿った空気が入りやすいため、曇や雨のすっきりしない天気の日が多い。
また南西諸島では週半ば以降、台風5号の外側を回る湿った空気の影響を受け、晴れたり雨が降ったり、変わりやすい天気となる。
気温は全国的に平年より高め。非常に厳しい暑さが予想される。
<ウェザーMDのポイント>
今度の日曜日の「土用の丑の日」を前に、猛暑が続き、人々の夏バテも進む。スタミナ補給訴求を積極的に。また熱中症警戒レベルも高い状態が続くため、スポーツドリンク、塩分チャージ系商品なども欠品のないよう、こまめな在庫チェックを行いたい。
一方、南西諸島は台風対策の売場展開が必要となる。現在北上中の5号ではなく、来週北上する可能性が予想される台風に向けた対策だ。
●8月1週(7/31~8/6)の天候予測とMDポイント
週前半、南西諸島方面に台風直撃か
<概況>
台風5号とは別の台風が週前半、南西諸島方面に接近、直撃の可能性がある。今後の情報に注意しよう。
また北海道から東北北部は、前線が停滞し、影響を受ける時期がある。
<天候解説>
南西諸島方面では週前半、台風の影響で大荒れの天気となるおそれ。北海道~東北北部では曇や雨の天気となる時期がある。それ以外は引き続き、太平洋高気圧に覆われておおむね晴れる所が多いが、西日本では週前半、台風の外側を大回りする雲がかかり、変わりやすい天気となる可能性がある。
気温は北海道と南西諸島で平年並みかやや高め。それ以外は平年より高めで猛烈な暑さが続く。
<ウェザーMDのポイント>
8月の声を聞くと、衣料品をはじめとして、夏物・盛夏物の見切りが加速するところだが、今年はまだ当面、厳しい暑さが続く見通しで、安易な値引きが妥当かどうかは議論すべき点。秋の気配を感じられるのはまだだいぶ先の可能性が高く、ニーズが高い状態が続くことが考えられるため、ニーズに対応した価格設定が適当と考える。
台風情報に注意してほしい。これからの時期は、頻繁に日本列島に台風が接近する可能性があるため、落ち着く暇はない。
<By 常盤勝美>