9月3週/まだまだ太平洋高気圧の勢力が強い 9月4週/秋雨前線の影響を受けそう
●9月3週(9/11~9/17)の天候予測とMDポイント
まだまだ太平洋高気圧の勢力が強い
<概況>
日本の南には熱帯低気圧があり、相乗効果で太平洋高気圧の勢力も強い状態が続く。週前半はまだ天気図上では明確な記載がないが、日本海が雨雲の通り道となっている。週後半にははっきりとした秋雨前線が天気図上に描かれる見通し。
<天候解説>
週後半にかけて、広い範囲で晴れる日が多いものの、時折入道雲が発達し、局地的なにわか雨に見舞われるところもある。東北北部から北海道は雨雲の通り道にあたる。
週後半は秋雨前線も描かれるようになり、曇や雨のすっきりしない天気の日が多い。
気温は引き続き平年より高め。9月も中旬だというのにまだまだ夏の暑さが続く。ただし35℃を超える猛暑日となるところはだいぶ少なくなり、また朝晩の気温があまり下がらない熱帯夜になるところも限定的となる。
<ウェザーMDのポイント>
8日(金)ようやく暑さの収まる日が出現し、”秋スイッチ”が入った。まだまだ残暑が続く予想ではあるが、このスイッチにより、熱中症対策や夏バテ対策商品の需要は一段落することが考えられる。
だからといって、秋冬用のホットメニューへの関心が大きく高まる気温水準でもないため、中華をはじめとした多国籍メニューの提案がおすすめ。
●9月4週(9/18~9/24)の天候予測とMDポイント
秋雨前線の影響を受けそう
<概況>
日本付近には秋雨前線が停滞する見通しだが、予想以上に太平洋高気圧の勢力が強くて、秋雨前線があまり南下できない可能性もある。
<天候解説>
秋雨前線の影響を受けて全般に雲の出やすい天気の日が多い見込みだ。ただ、日本の南でまた熱帯低気圧が発達するということがあると、太平洋高気圧の勢力が予想以上に強まるため、太平洋側の地方では晴れ間が多くなる可能性がある。
気温は引き続き平年より高め。高温の終わりはまだ見えない。
<ウェザーMDのポイント>
秋雨前線の影響がどの範囲まで及ぶか、まだ不透明な部分はあるものの、残暑が続く中でも季節は進んでいる。30℃を超える真夏日の頻度はだいぶ少なくなる見込み。
日用品は、入浴剤やハンドクリームなど秋冬用品の需要の伸びが期待できそう。食料品は、根菜や甘味は好まれるが、熱々メニューではない料理を中心にアピールしていきたい。具体的には揚げ物や煮物など。
<By 常盤勝美>