12月2週/週後半を中心に気温高め 12月3週/週前半、東日本~西日本で曇や雨
●12月2週(12/4~12/10)の天候予測とMDポイント
週後半を中心に気温高め
<概況>
5日(火)に弱い南岸低気圧が通過する。また7日(木)~8日(金)にかけて北日本を寒冷前線が通過し、その後は北日本で冬型の気圧配置、東日本~西日本では高気圧に覆われる。
<天候解説>
5日(火)は南岸低気圧の影響で、太平洋側の地方を中心に小規模に天気が崩れる。7日(木)は日本海側の地方中心に雨、その後は冬型となるため、北日本の日本海側では雪に変わり、週末にかけて降り続く。それ以外はおおむね晴天。
気温は平年並みか高めのところが多く、特に週後半は東日本~西日本でこの時期としてはかなり穏やかな陽気となる。
<ウェザーMDのポイント>
週初めは強く冷え込む日があっても、週半ば以降は東日本~西日本で特に冷え込みの弱い状態が続き、鍋物の動きはあまり期待できない。ただ、高温によって冬野菜の育ち過ぎてしまい、白菜の相場が安くなってしまっているため、気温の割には鍋つゆなどの売上げが期待できそう。「こってり」した味付けのものより、「さっぱり」「あっさり」したものの方が好まれそう。
また、週末は穏やかな天候の地域が多く、大掃除がはかどりそう。今週は週末にかけて、大掃除関連商品の売り込みも強化しよう。
●12月3週(12/11~12/17)の天候予測とMDポイント
週前半、東日本~西日本で曇や雨
<概況>
週前半、日本の南を低気圧前線が立て続けに通過する可能性。週末はまた冬型の気圧配置となる。
<天候解説>
週前半は東日本~西日本で曇や雨のすっきりしない天気となる。週末はまた、北日本中心に冬型の天気分布となる。週末頃、日本上空に南下する寒気の影響範囲は現段階ではまだ不透明だ。北海道は影響を受けて厳しい寒さとなるが、あまり寒気が南下できず、影響範囲は限定的となる可能性もある。
気温は全般に平年より高めだが、東日本~西日本で週前半すっきりしない天気が続けば、気温の上がり方は鈍くなる。週後半以降、北海道では低め。
<ウェザーMDのポイント>
週前半は、太平洋側の地方ではうすら寒い陽気となる可能性があり、鍋物などホットメニューの展開には引き続き追い風となる可能性。ただ、全般的には気温が高めとなる所が多く、引き続き陽気の寒暖差が大きい。
インフルエンザの流行もかなり規模が大きくなっているとの報道もあり、引き続き、風邪対策商品や栄養補給食材の欠品に注意しながら在庫の補充を。
<By 常盤勝美>