1月3週/気温高めも、週末は南岸低気圧 1月4週/冬型が強まる可能性あり
●1月3週(1/15~1/21)の天候予測とMDポイント
気温高めも、週末は南岸低気圧
<概況>
週の初めは冬型の気圧配置。北日本ではそのまま冬型が続くが、東日本~西日本方面では冬型が長続きせず、週後半は日本付近に前線がのびてくる。
そして週末には日本の南を低気圧が通過する。いわゆる南岸低気圧。
<天候解説>
週初めは冬型の天気分布。北陸など日本海側の地方では一時的に積雪が増えそう。週後半は西日本ですっきりしない天気。この時期としては比較的珍しく、曇天が長引きそう。そして週末は南岸低気圧によって天気が崩れる。
東北以南の広い範囲で雨や雪となり、東北の太平洋側では大雪の可能性がある。関東など東日本では、現時点では雪の可能性は極めて低い予報となっているが、念のため今後の予報に注目を。
気温は週初め低めだが、週半ば~後半にかけては高め。寒気の影響が続く北海道以外は比較的穏やかな陽気。週末は南岸低気圧の影響で気温低めの所が多い。
<ウェザーMDのポイント>
今週も、時期によって気温上下の波が大きい。それを踏まえた売場づくりがおすすめ。週半ば~後半は気温が高めで、この時期としては比較的穏やかな陽気のところが多い予想。鍋物はまた少し苦戦が強いられるため、白菜、長ネギなどは中華料理の具材としての提案するのもあり。
気になるのは週末の天気の崩れ。現段階では関東など東日本の平野部では雪の可能性が極めて低いが、今後寒気の状況、低気圧の通過コースの変化があれば、雪の可能性が出てくることも考えられる。引き続き状況をこまめにチェックいただきたい。
なお、東北や東日本の山間部は大雪の可能性があるため、山間部を走る道路や鉄道は大きく影響を受けることが考えられる。物流にも気配りを。
●1月4週(1/22~1/28)の天候予測とMDポイント
冬型が強まる可能性あり
<概況>
基本的には冬型の気圧配置となる日が多い。特に週半ば頃は冬型が強まる可能性がある。
<天候解説>
全般に冬型の天気分布。日本海側では雪や雨、太平洋側ではおおむね晴天。特に週半ばは強い寒気の影響も加わり、日本海側で一時的に雪の量が増える可能性がある。
気温ははじめ高めの地域もあるが、基本的にはおおむね平年並み。
<ウェザーMDのポイント>
この週は、寒気南下の影響もあり、鍋物食材の売上げは好調を期待したいところ。今の時期が1年で最も寒い頃だが、今後は冬物季節メニューへの関心が徐々に低くなっていくので、そろそろバックヤードの安全在庫の水準を減らし気味にしていきたい。
また、この週の寒さが一段落し、その後また穏やかな陽気がやって来ることがあれば、関東以西の地方では、スギ花粉の飛散開始を本格的に想定しておくべき。
<By 常盤勝美>