Mar.4週/週半ば寒の戻り、Mar.5週/西日本中心に低温予想
※TOPIC 東北太平洋側のウェザーMD情報※
今週はまた上空寒気の影響で気温は低め。
直近で、全国的に3月の気温が低温傾向だった2005年は、
3月にインフルエンザの流行ピークがあったように、
低温によってインフルエンザ等の流行にはまだまだ注意が必要。
マスクやしょうが、たまご酒、おかゆなどが関連商品。
ちなみにこの時期、大潮につき、満潮潮位が高い。
東日本太平洋側では、今回の大地震による地殻変動で、
地盤が大きく沈下した地域があり、
高潮による冠水被害が発生する恐れがあるので注意を!
【3月第4週(3/21~3/27)のお天気予測と販促ポイント】
3月に入ってから頻繁に、
日本列島上空に寒気の流れ込みやすい状態が続いている。
今週もまた上空に寒気がやってきて、
週前半~半ばを中心に、全国的に気温は平年より低め。
本来ならこの時期の寒さは、おでんや練揚物、
カップスープの素などにニーズが戻る傾向があるが、
今年は、震災の影響による物流の混乱から、
お客様が商品選択にあたって、
根拠としての気象条件変化の寄与率は低め。
なお、西日本太平洋側ではサクラの開花の便りが届く可能性が高い。
昨年は2月後半の記録的な高温によって全般にサクラの開花が早く、
高知で3/10、大阪で3/21、東京で3/22が開花日だったが、
今年はそれに比べると遅いことになる。
【3月第5週~4月第1週(3/28~4/3)のお天気予測とMDポイント】
三寒四温という言葉があるように、
この時期の天気は3~4日程度のサイクルで崩れる特徴がある。
2倍するとちょうど1週間なので、
毎週、同じ曜日に天気が崩れやすく、
また同じ曜日に寒くなることがある。
3月当初からこの法則が成り立っているが、
この週も法則が成り立ちそう。
西日本を中心に寒気の影響を受けやすく、気温は平年より低め。
北海道だけはほぼ平年並みかやや高めという、
この冬の典型的な気温分布が予想される。
西日本の太平洋側の各地では花見宴会のピークを迎える頃だが、
気温が低く、寒い陽気であることや、
震災による祭控えムードの影響で、あまり需要は伸びないかも。
寒い中での花見の場合はおでんや鍋料理、
チョコレート、焼酎類が売れ筋となり、ビール類や寿司、
バーベキュー、焼き肉、乾き物類は低調になりやすい傾向がある。
<By 常盤勝美>