2月4週/菜種梅雨、気温は急降下 2月5週・3月1週/天気が周期的に変化
●2月4週(2/19~2/25)の天候予測とMDポイント
菜種梅雨、気温は急降下
<概況>
期間を通して、日本付近に前線が停滞しやすい。北海道方面は冬型の気圧配置が続く。
<天候解説>
全般に曇りや雨または雪の日が多く、日差しは全国的に少なめ。少し早めの菜種梅雨の様相。前線の影響から外れた北海道方面でも、冬型の影響でしぐれの天気が続く。
気温は週前半は高め。日本列島に南からの暖気が入る影響。一方、週半ば以降は北から寒気が南下し、気温は急降下する。週後半は真冬に戻ったような寒さとなる。
<ウェザーMDのポイント>
ぐずついた天気が続いて、客足の伸び悩みも気になるところだが、それに加えて週の中での気温の急降下も消費に大きな影響を与えそう。週後半から来週初めにかけては真冬の陽気が戻るため、冬物季節メニューへの関心が高まる。鍋物食材、おでん、ホット飲料など。鍋つゆは今回の冷え込みで在庫を程よく圧縮するくらいの感じがおすすめ。
雨が降れば花粉も飛散しにくいため、今週は花粉症対策商品の売上げはイマイチとなりそう。
なお、23日(金)頃あるいは翌週明け、また関東など東日本で雪の可能性が示唆される場合は、前日の特需が発生する可能性があるため、精肉類やホット飲料など、欠品に注意。
●2月5週・3月1週(2/26~3/3)の天候予測とMDポイント
前半は南岸低気圧、後半は天気が周期的に変化
<概況>
26日(月)は日本の南を低気圧がやや発達しながら通過する。いわゆる南岸低気圧。その後一時的に冬型となるが、冬型は長続きせず、日本付近を周期的に低気圧高気圧が通過するパターンとなることが考えられる。
<天候解説>
26日(月)は近畿~東北にかけてのエリアで天気が崩れる可能性が高く、東日本の内陸や東北の太平洋側ではまとまった雪となるおそれもあるので、今後の情報に注目を。その後は全般に天気が周期的に変化する見込み。
気温は週の初めは平年より低め。その後は多少の気温上下はあるものの、おおむね平年並みと予想される。週のトータルで考えると平年並みかやや低め。
<ウェザーMDのポイント>
26(月)はまた真冬の肌寒さとなる懸念。一方で週半ば以降は、平年並みと言いつつも、週初めからの気温上昇幅の影響もあり、気温以上の暖かさとなると考えられる。サラダや中華惣菜など葉物野菜を使ったメニュー提案をおすすめしたい。
そろそろ、こまめに各地での桜開花予想時期をこまめにチェックすべき時期。早ければ半月後にも開花し始めるところがありそう。
<By 常盤勝美>