2月5週・3月1週/週後半は冬型、寒の戻り続く 3月2週/気温上下の波が大きくなる
●2月5週・3月1週(2/26~3/3)の天候予測とMDポイント
週の後半は冬型、寒の戻りが続く
<概況>
29日(木)頃、日本の南を低気圧が通過する。それ以外の日は冬型の気圧配置。週後半はまた上空に強い寒気が南下する。
<天候解説>
29日(木)は全国的に天気が崩れ、冷たい雨や雪となるところが多い。
それ以外の日は冬型の天気分布となる。太平洋側ではおおむね晴れるが、日本海側では曇または雨や雪となる。特に週後半は強い寒気の影響もあり、北日本の日本海側で雪の量が多くなる懸念がある。
気温は平年並みか低めの日が多く、寒の戻りが続く。
<ウェザーMDのポイント>
太平洋側の各地では、晴れやすい天気は戻るものの、朝晩を中心に冷え込む日が多い。ホットメニューが好まれる。ただ、気温トレンドはすでに季節の進みとともに上昇する期間に入っているため、典型的な冬物メニューである鍋つゆ類は11~1月頃に比べると売上げの伸びが小さくなるのは仕方ない。主体的に提案すべきはホット飲料、カップスープの素、レトルトおでんなど、すぐに体を温められる商品。
週末には3月となるので、冬物季節商品の在庫圧縮も積極的にすすめたい。
●3月2週(3/4~3/10)の天候予測とMDポイント
気温上下の波が非常に大きくなる
<概況>
比較的短い周期で日本付近を低気圧高気圧が交互に通過する。週前半と週末は寒気が、週半ばは暖気が入る可能性がある。
<天候解説>
全般に天気は短い周期で変化する見込み。また暖気と寒気が交互に日本付近に入り、天気・気温変化ともに目まぐるしいが、週トータルで見ると気温はおおむね平年並みとなる。
<ウェザーMDのポイント>
気温は平年並みの予想だが、時期によって気温上下の波が非常に大きくなる可能性がある。陽気の変化に対応した売場づくりを心掛けたい。
なお早ければ、翌週末頃から桜の花が咲き始める地域がありそう。気象会社など関係機関が発表する桜の開花予想と週間予報などをこまめにチェックし、翌週末から花見関連商品展開を強化するかどうか、見極めてもらいたい。
<By 常盤勝美>