3月4週/再び寒の戻り 3月5週/週前半は菜種梅雨
●3月4週(3/18~3/24)の天候予測とMDポイント
再び寒の戻り
<概況>
20日(水)は日本付近を低気圧が通過する。それ以外の日は週後半にかけて、北日本を中心とした冬型の気圧配置となる。
週末は西から低気圧・前線が接近する。上空には断続的に強い寒気が南下する。
<天候解説>
20日(水)は全国的に天気が崩れる。東日本の内陸や東北地方では寒気の影響もあり雪で、大雪のおそれがある。
それ以外の日も週後半にかけて、日本海側ではしぐれの天気となる日が多く日差しは少なめ、太平洋側では晴れ間の見られる時間帯が多い。
週末は西から天気が下り坂。
気温は低め。寒気の影響で寒の戻りとなる。週末は平年並みか西日本では高めに転じるところもありそう。
<ウェザーMDのポイント>
先週後半は寒さが一段落したが、早くもまた寒の戻り。すでに季節の進みに合わせて気温が上昇していく時期に入っているため、この時期は熱々コッテリの料理にはあまり関心が向かない。この時期の寒さには、短時間でお手軽に体を温められるものが好まれる。例えばカップスープやホット缶飲料、中華まん、レトルトのおでんなど。積極的に提案していきたい。
おそらく今週後半以降、桜(ソメイヨシノ)の開花前線が本格的にスタートする見通し。あいにく週末は天気が下り坂なので、花見が楽しめるとすれば、強いて言えば23日の土曜日となりそう。
●3月5週(3/25~3/31)の天候予測とMDポイント
週前半は菜種梅雨
<概況>
週前半は日本付近に前線が停滞する。週後半は前線が日本の東海上に去り、低気圧高気圧が交互に通過するパターンに戻る。
<天候解説>
週前半は北海道を除き曇や雨、ぐずついた天気が少し長引きそう。週後半は全国的に天気が周期的に変化する見通し。
暖気が入るため、気温は全国的に平年並みか高めとなる。ただ週前半は日差しが少ないため、それほどの高温にはならないだろう。
<ウェザーMDのポイント>
各地で桜の花が咲き始める頃だが、あいにく週前半は多くの地方で曇や雨の天気が続きやすく、お花見には不向き。廃棄ロスには注意しよう。
週後半は天気が回復し、また気温高めとなる予想。この週末(30~31日)は多くの花見客でにぎわうことを期待したい。気温高い日のお花見にはコールド飲料(ビール類や炭酸飲料など)や乾き物、焼肉などが好まれる傾向にある。
<By 常盤勝美>