7月3週/梅雨明け間近! 7月4週/夏空が続く見通し
●7月3週(7/15~7/21)の天候予測とMDポイント
梅雨明け間近!
<概況>
週後半に向けて、ゆっくり太平洋高気圧が勢力を強めていく。それに対応して、梅雨前線もゆっくり北上傾向。週末には梅雨前線やそれに伴う雨雲も東北地方付近まで北上する見通し。気象庁による梅雨明け発表のタイミングに注目!
<天候解説>
週の初めは太平洋側の地方中心に晴れ間のみられるところがあるが、梅雨前線の南下とともに全般に曇や雨の天気が続くようになる。ただ関東~東海の太平洋沿岸地域では、ぎりぎり梅雨前線の雨雲の南端部に位置するため雨の降る時間帯が他の地域に比べて少ない見通し。
南西諸島はおおむね夏空が続く。また北海道は週前半、寒気を伴った低気圧の通過により変わりやすい天気となるが、週半ば以降は曇または晴の天気となる。
気温は全般に平年並みか高め。特に関東や東海では雨による気温低下の効果があまりないことから、かなり高い状態が続く。
<ウェザーMDのポイント>
最新の週間予報によると、四国では18日前後の梅雨明け発表を見送る可能性が高いが、それ以外の地方は18日前後に梅雨明け発表となる可能性がある。週間予報や天気予報での気象予報士の解説を参考にしていただきたい。なお、梅雨明けが発表されると、それだけで消費が活発になることが認められている。
18日前後の梅雨明け発表となれば、ちょうど学校の夏休みスタートの時期と重なるため、活発な夏物消費に期待したい。同時に、梅雨明け直後は一層、熱中症患者が増えやすい時期なので、夏物、盛夏物、熱中症対策商品など欠品に気を付けつつ、積極的に売り込んでいきたい。
●7月4週(7/22~7/28)の天候予測とMDポイント
夏空が続く見通し
<概況>
北海道では低気圧や前線が周期的に通過る可能性があるが、それ以外の地方は太平洋高気圧に覆われる。なお、週後半以降南西諸島方面に熱帯低気圧(あるいは台風)接近を予想する数値予報モデル結果もある。
<天候解説>
北海道では天気が周期的に変化する。それ以外はおおむね晴れる日が多いが、南西諸島方面では週半ば以降、湿った空気の影響で変わりやすい天気となる。
気温は全般に平年より高め。特に東日本~北日本では平年よりかなり高く、災害級の暑さとなるおそれもある。
<ウェザーMDのポイント>
日本の南では台風活動が高まっていく。念のため今後の台風情報に注意を。
猛暑で水需要は非常に高い水準が続くと考えられるが、今のところ梅雨期間の降水量が平年より多めとなっている地域が多いため、すぐさま渇水となるリスクは低いと考えられる。ただ、猛烈な暑さが続けば、ダム貯水率の減り方も急激になることが考えられるため、各地の主要ダムの貯水率推移は継続的にウォッチしていただきたい。
土用の丑の日(7月24日)、各地とも猛暑の可能性が高く、うなぎ需要には追い風が期待される。
<By 常盤勝美>