7月4週/南西諸島西部は台風3号が接近 7月5週・8月1週/関東甲信以西では夏空が続く
●7月4週(7/22~7/28)の天候予測とMDポイント
南西諸島西部は台風3号が接近
<概況>
東北北部付近には梅雨前線が停滞し、関東~九州はおおむね太平洋高気圧に覆われる。
南西諸島西部には週後半、台風3号が接近する。なお現時点での予想ではこの台風は台湾北部をかすめ、中国大陸方面に向かう見込み。
<天候解説>
東北北部~北海道では曇や雨のぐずついた天気の日が多い。東北南部や北陸でも時折雨雲がかかるなど、すっきりしない天気の日が多いため、北陸~東北の梅雨明けは不透明な状況。
それ以外は、局地的なにわか雨や雷雨の可能性はあるものの、おおむね晴天が続く。ただ南西諸島では23日(火)以降台風3号の影響を受け始め変わりやすい天気に。特に台風が最も接近する可能性が高い24日(水)は先島諸島を中心に大荒れの天気となる。厳重な警戒を。
気温は全般に平年より高め。特に週前半は台風の遠い影響で南からの暖かい空気が一層入りやすく、かなり高めのところが多い。
<ウェザーMDのポイント>
週前半は特に、猛烈な暑さとなる所が多い。土用の丑のうなぎを訴求するには好適な条件ではあるが、日中は外出を控えたくなるほどなので、開店時刻直後や16時以降の客足増に期待した店舗オペレーションがおすすめ。
南西諸島方面への台風接近に伴い、人々も防災意識が高まる頃。防災用品の訴求も力を入れたい。なお連日同じような天候、厳しい暑さが続くと、売場での訴求内容も単調になりがち。お客を飽きさせない工夫も考えたい。
●7月5週・8月1週(7/29~8/4)の天候予測とMDポイント
関東甲信以西では夏空が続く
<概況>
低気圧や前線(梅雨前線)が通過しやすい領域は北海道方面。それ以外は高気圧に覆われる。
<天候解説>
北海道では雨雲が断続的にかかり、曇や雨の日が多い。特に週半ば頃は台風3号起源の低気圧が通過して大雨に
発展するおそれがあるため、念のため今後の情報に注目を。
それ以外の地方は、南西諸島含めおおむね晴天が続くが、東日本の内陸部を中心に連日雷雨、夕立のおそれがある。
気温は平年より高めでかなり高めとなる可能性もある。
<ウェザーMDのポイント>
前週・当週と、週末は各地で花火大会や夏祭りが行われるピークの頃。イベント会場近隣店舗では、非常に大きな特需が発生するので、発注量に気を付けたい。報道によると先日は、急な雷雨の影響で、イベント開催数十分前に急遽中止になったものもあるとのこと。
あいにくその状況を事前に予測することはできないし、中止の可能性があるとはいえ発注量を絞るのも怖いだろうと想像する。中止の可能性が極めて高い場合を除き、イベント開催を前提とした積極的な発注を行うのが妥当だろう。とはいえ、こまめに最新の気象情報、雨雲の動きをチェックいただきたい。
<By 常盤勝美>