8月2週/猛烈な暑さは一段落 8月3週/南からの湿った空気で状況不透明
●8月2週(8/5~8/11)の天候予測とMDポイント
猛烈な暑さは一段落
<概況>
日本の南海上では熱帯低気圧や低圧部が停滞する。日本付近は緩やかな高気圧圏内に入る。
<天候解説>
全体的には晴れる日が多いが、日本の南の熱帯低気圧や低圧部から湿った空気が断続的に入って雲の出やすい天気。特に週後半は、東日本~西日本の太平洋側にわか雨に見舞われやすい。
気温は全般に平年より高めだが、雲の出やすい状態となる分少しだけ気温上昇が抑えられる。前週のような猛烈な暑さは限定的となる。
<ウェザーMDのポイント>
気温は平年より高めの予想の地域が多いが、前週の猛烈な暑さから一段落するため、体感的な暑さは幾分おさまる。今週7日(水)は二十四節気の立秋、暦の上では秋に入るため、秋物の展開をそろそろスタートさせたいところ。ただ、まだ暑さの終わりが見えず、長期予報では9月いっぱいも残暑が続く可能性が高い内容となっているため、現実的には今週も暑さ対策(熱中症対策、スタミナ補給系)商品の提案がおすすめ。
なお今週も、内陸部中心にあちらこちらでにわか雨雷雨に見舞われやすい状況が続く。気象レーダーなどをこまめに確認し、客足の急減につながりかねない激しい雷雨などのモニタリングを。降り始めの大まかな時刻、降りやみのメドを雨雲の動きでつかみ、状況によって値引きを行うかどうか早めるかどうか、などを見極める。
●8月3週(8/12~8/18)の天候予測とMDポイント
南からの湿った空気で状況不透明
<概況>
日本の南海上に熱帯低気圧、低圧部が停滞する状況が続く。ただその状況がいつまで続くか不透明。日本列島付近は緩やかに高気圧圏内。
<天候解説>
前週から比べ、天候の状況に大きな変化はない。晴れたり曇ったり、東日本~西日本の太平洋側ではにわか雨に見舞われやすい状況が続く。ただその状況がいつまで続くか見通せないため、週後半、天気の状況が変化する可能性がある。
<ウェザーMDのポイント>
日本の南海上での雨雲の集まり具合によって防災用品の売場の強弱の調整を。二百十日(9月1日)に向けて人々の防災意識が高まる時期だが、やはり実際に台風の接近に合わせて需要が拡大することが多い。
時期的にはそろそろ日本付近も台風シーズンピーク。台風の発生状況もこまめにチェックしたい。
<By 常盤勝美>