3月4週/前半低温、後半気温上昇 3月5週/週半ばと週末頃に天気が崩れる?
●3月4週(3/17~3/23)の天候予測とMDポイント
前半は寒の戻り、後半は気温大幅上昇
<概況>
週の初め、北海道の東海上で低気圧が猛発達する。日本付近は強い冬型の気圧配置となり、上空には寒気が南下する。
その中19日(水)には日本付近を低気圧が通過する。その後は冬型が緩み、週末は日本の北(樺太付近)を低気圧が発達しながら進む。日本付近にとっては南高北低の気圧配置。
<天候解説>
週前半は冬型の天気分布。日本海側では雪や雨、太平洋側ではおおむね晴天。ただこの時期としては強い寒気が南下するため、太平洋側の地方でも変わりやすい天気となる。
19日(水)は日本付近を進む低気圧の影響で天気が崩れる。上空に寒気が残っているため、東日本の内陸部ではまた雪となる可能性がある。
その後は日本の北を進む低気圧に近い北海道や東北北部で変わりやすい天気の日が多いが、東北南部以南では影響が小さく、おおむね晴れる。
南寄りの風が吹くため、気温は全般に大きく上昇する。このように今週は、前半「低温」、後半「高温」と、変動の幅が非常に大きくなりそう。
<ウェザーMDのポイント>
週前半から週後半にかけての気温上昇幅が大きく、陽気の寒暖差が激しいため、血圧が乱高下しやすい気候。体調管理に注意し、こまめな水分補給を。
週後半は、東日本~西日本で晴れて気温が高めの日が多い。アイスや飲料類などを積極的に展開したい。
なお、各気象台の設定する桜の標準木での開花はまだかもしれないが、日当たりの良いところに植えてある桜の木など、早いところでは今週後半頃から咲き始める可能性がある。早咲きの河津桜はさすがにそろそろ葉桜となるが、今週末から関東以西の地域では花見需要が高まってきてもおかしくない。オードブルなど花見用メニューはある程度準備しておきたい。
●3月5週(3/24~3/30)の天候予測とMDポイント
週半ばと週末頃に天気が崩れる?
<概況>
週前半は前週から引き続き南高北低の気圧配置が続く。週半ばと週末頃、日本付近を低気圧が通過する可能性が高い。
<天候解説>
週前半、北日本で変わりやすい天気の地域はあるものの、全般におおむね晴天となる。週半ばと週末、低気圧通過に伴い全般に天気が崩れると考えられる。天気は周期的に変化する。
気温は平年より高めの日が多い。
<ウェザーMDのポイント>
実質、今年の桜の花見のピークの一回目の週末となりそう。この週、気温が高めの推移することが予想されるため、開花から満開までの期間が例年よりやや短くなることが想定される。
実際に花見需要が大きく伸びるかどうかは週末の天気に関わってくるため、週末の天気予報を参考にしながら、関連商品の発注数量の強弱調整を。
気温が高い予想なので、鍋物よりは、焼肉、BBQ、寿司類が好まれやすいと考えられる。
<By 常盤勝美>