Mar.1週/北暖西冷の気温分布 2週/気温は平年よりやや高い
【3月1週(3/2~3/8)の天候予測とMDポイント】
北暖西冷の気温分布
低気圧の通過にあわせて3日(火)~4日(水)と7日(土)~8日(日)に天気崩れる。
前者の天気の崩れはまた二つ玉低気圧。
ただ日本の南の低気圧の方が少しだけより発達するため、
太平洋側では比較的冷たい雨となる。
中部内陸部標高の高いところでは雪。
後者の天気の崩れは南岸低気圧。
上空寒気の状況や低気圧のコースから考えると、
東日本太平洋側でも広く雪の可能性が考えられるものの、
低気圧がそれほど極端に発達しないため、
雪は内陸部及び標高の髙いところに限定的と予想する。
4日(水)の天気回復後は関東でフェーン現象が起こり、
気温が上がりやすいパターン。
天気、気温の変化が目まぐるしい。
ひなまつりというハレの日があるが、
それ以外は通常どおりのMDという感じで良さそう。
気温上下の波が大きいため、臨機応変な売り場対応が必要。
この時期寒の戻りで寒さを感じる場合は
おでん、野菜スープなど比較的ヘルシーで体を温めるメニュー。
暖かさを感じる場合は飲料やアイスクリーム、
絹豆腐など冷たい食感のメニュー。
22日(日)~23日(月)に各地でかなり気温が上昇したため、
体は春夏のスイッチが入っている。
暖かく感じた時の春夏物強化に特に注力を。
ちなみに7日(土)は関東でも雪の可能性があるが、
時期的にはそろそろシーズン最後の雪(終雪)の頃となる。
【3月2週(3/9~3/15)の天候予測とMDポイント】
全般に気温は平年より
やや高い予想だが
基本的な天気変化の流れは
引き続き3~4日程度の間隔で低気圧の影響を受け、
天気が崩れるパターン。
上空に強い寒気の流れ込みがないため、
気温は平年並みかやや高めと予想されているが、
冬型の気圧配置になり、北西季節風が吹きやすいため、
少し割り引いて考えるべき。
気温上下の波は大きいものの、
トータルではほぼ平年並みと考えたい。
早ければ西日本太平洋側の
日当たりの良い地域にあるさくらが咲き始める頃。
2月後半以降、この時期の気温傾向が
さくら開花タイミングに大きく左右されるため、
注意深く状況を見守っていただきたい。
順調にさくらのつぼみが膨らんでいけば、
翌週末(21日(祝)~22日(日))が花見需要の期待できる
1回目の週末となりそう。
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<By 常盤勝美>