Mar.3週/高温傾向、春一番吹く? 4週/上空には寒気流入
●3月3週(3/16~3/22)の天候予測とMDポイント
高温傾向、春一番吹くかも?
16日(月)~17日(火)は日本の南を
弱い低気圧・前線が通過する影響で
太平洋沿岸地域で天気がぐずつく。
18日(水)~19日(木)は日本海を低気圧が通過する。
全国的に南寄りの風が吹き、天気が崩れる割には気温高め。
もしこの低気圧が発達し、南風が強まれば、
関東などでも春一番が吹く可能性がある。
ただし、現時点では微妙。
もしこのタイミングで春一番が吹かなかった場合、
まだ春一番を観測していない
九州南部、近畿、東海、関東などの地域は
今年の春一番は「観測なし」の可能性が極めて高まる。
週末はこの低気圧が日本の東海上に抜けるため、
日本付近は風向きが変わる。
暑いくらいの高温傾向は一旦解消。
前週は寒の戻り傾向だったため、
一時的におでん具材や鍋物などの売場を強化したと推察するが、
今週は気温高めの日が多いため、
基本的には夏物のショーイングをはじめるべき。
冬物コートを着ていると日中は汗ばむほどの陽気にもなるため、
体から水分が失われやすい。
明確な自覚症状はないかもしれないが、軽度の脱水状態である。
体は実は本能的に水分を欲しがっているので、
飲料系の展開を特に強化したい。
またこれからの時期は新陳代謝を高める
スパイシー系メニューのニーズも高まるため、
味付けは少し意識しても良いだろう。
早ければ西日本平野部でさくらの便りが届くことが予想される。
気の早いところでは週末の花見需要が始まる可能性はあるが、
まだピークという感じではなさそう。
●3月4週(3/23~3/29)の天候予測とMDポイント
冬型の気圧配置、
上空には寒気流れ込む
週前半は、この時期としては珍しく冬型の気圧配置が続く。
特に強い冬型の気圧配置というわけではないため、
日本海側でドカ雪というわけではないが、
北陸以北の日本海側では雪や雨が降りやすく、
太平洋側ではまずまずの晴天。
気温は平年より低め。
北西季節風が吹いて寒いくらいの陽気。
その状況が週末解消するかどうか、
現時点での確率は五分五分といった感じ。
3月の天候は三寒四温。
この週は再び全般に気温が平年並みか低めで
寒の戻り傾向が予想される。
練揚物やスープ、パスタ、中華惣菜を中心とした売場づくりを。
季節的には体内にとり入れるカロリーは減らす方向に
体のメカニズムが移行しているため、
こってり料理よりは低カロリーであっさりした料理だが、
料理の温度は少し暖かめが好まれる。
西日本だけでなく東日本の平野部でも
さくら開花の便りが続々届きそう。
上空寒気の規模が非常に強い場合は
開花のタイミングが先延ばしされる可能性があるが、
かなりの高い確率で東京もこの週のどこかで
さくらの開花発表がある見通し。
西日本の平野部含めて花見需要のピーク1回目の週末となりそう。
準備は万端に。
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<By 常盤勝美>