May2週/週前半は台風接近 3週/梅雨前線の雲は微妙
【5月2週(5/11~5/17)の天候予測とMDポイント】
週前半は台風接近
週末は梅雨の走り
沖縄~奄美地方では台風直撃の影響で
12日(火)は大荒れの天気。
土砂災害に厳重警戒。
その後台風は東日本方面に向けて進むが、
沖縄通過あたりから急速に勢力を弱めるため、
関東地方最接近時は熱帯低気圧、
あるいは温帯低気圧に変わっている見通し。
過度の警戒をするほどではないが
12日(火)~13日(水)は全般に雨で
あちらこちらで大雨に注意。
週後半、一旦天気は回復するものの、
週末は西から梅雨前線がのびてきて
東日本~西日本の太平洋側中心に
すっきりしない天気が続く。
北日本も15日(金)~16日(土)に
低気圧が一つ通過するため変わりやすい天気。
気温は週半ばから後半中心に高め。
台風が熱帯の空気を日本付近に持ち込むため、
湿度も高くムシムシした陽気となる所が多い。
3つのテーマで考える。
週前半は台風接近等もあり荒れ模様の天気に注意。
台風としては勢力が衰えた状態で東日本に接近するが、
活発な雨雲は多少なりとも残るので、
広い範囲で大雨のリスクが高い。
一方、台風接近はビジネスチャンス。
防災グッズを中心に、専用売り場を作って展開を。
売り場にあるものをかき集めるだけでも良い。
週後半は台風のもたらす熱帯の空気の影響で非常に蒸し暑くなる。
アイスクリーム、飲料、ブロックアイス、絹豆腐、牛乳など欠品に注意。
週末は梅雨の走り。梅雨関連商品の展開強化。
除湿剤、除菌消臭剤、カビ取り剤、布団乾燥機、部屋干し用洗剤など。
【5月3週(5/18~5/24)の天候予測とMDポイント】
梅雨前線の雲がかかるか
かからないか微妙
日本のすぐ南に停滞する梅雨前線の影響で、
南西諸島では梅雨空の日が多い。
関東から九州の太平洋側は、
雨雲がかかるかかからないか、微妙なところ。
それによって天気が異なる。
雨雲がかかれば梅雨の走り。
かからなければ五月晴れ。
北日本は周期的に変化。
低気圧通過後に寒気が流れ込みやすいため、
朝晩は結構冷える日が多そう。
この週末を含む向こう3週間程度が春の運動会シーズンのピーク。
週末の天気予報をチェックしながら関連商品の発注強弱調整を。
(弁当用食材、菓子類、パウチ飲料、UVケア用品、レジャーシートなど)
上空寒気の影響で、内陸部では時折朝晩の冷え込みが強まる。
お茶や果樹など、遅霜の被害が発生しやすいので、
契約農園等がある場合は霜害の状況もこまめにチェックを。
<常盤勝美>
ライフビジネスウェザー 気象予報士