Jan. 5週/週後半は東北以南昇温 Feb. 1週/気温高めの予想だが
【1月5週(1/25~1/31)の天候予測とMDポイント】
週後半は東北以南で大幅昇温
週初め、冬型の気圧配置の影響で
日本海側の各地では九州含め雪だが、
九州の雪はまもなく止み、晴天が戻る。
山陰以北の日本海側はぐずついた天気が続くものの、
寒気が抜け気温が上昇するため、
東北南部より南側では雪でなく雨主体となる。
東北北部から北海道の日本海側では雪が続くが、
今週特に降り方が強まることはない。
太平洋側の各地では28日(木)頃にかけてまずまずの晴天が続くが、
29日(金)から30日(土)は南岸低気圧の影響で
東北以南の各地で天気崩れる。
低気圧のコース、上空の寒気などを総合的にみて、
東北地方では雪、関東以西の平野部では雨と予想するが、
今後コースが修正されると
東日本の太平洋側でも雪となる可能性がある。
いずれにしても今回の低気圧は
比較的発達することが予想されるため、降る量は多くなりそう。
北海道では週を通じておおむね平年並みで
気温変動の波は比較的小さい。
それ以外の地方は週初め大幅に低め、
週半ばから後半は大幅に高めと、
気温変動幅が非常に大きくなりそう。
関東の週末の気温予想が不透明。
北海道を除き、気温変動の幅が非常に大きい1週間。
予想されるお客様の購買・行動パターンは以下のようになる。
1.急激かつ大きな気温変化によって体調を崩す。
⇒風邪引き対策関連商品訴求強化
2.週後半の穏やかな陽気による花粉症症状の始まり。
⇒マスク、目薬、免疫力を高める食品などの訴求
3.春めいた陽気による味覚の変化
⇒葉物野菜を使ったメニュー提案、パン、中華展開
なお週末、関東内陸部から東北地方では
大雪の可能性もあるので、今後の情報に注目を。
【2月1週(2/1~2/7)の天候予測とMDポイント】
気温高めの予想だが
日本海側で雪の降りやすい天気、
太平洋側で乾燥した晴天の日が多いが、
週半ば頃全国的に天気が崩れる可能性。
気温は週初め平年並みか高めの地域が多い予想だが、
週半ば以降は状況が不透明。
平年並みを前提に予想するが、
週半ば日本付近を通過するコース次第では高め低め
いずれの可能性も考えられる。
2月に入ると冬物商品、冬物メニューへの
季節はずれ感が強くなっていくため、
強い寒気が南下するタイミングを狙って
積極的な在庫圧縮を進めたい。
ただ、関東地方など東日本の太平洋側では
2月上旬が1年の中で最も雪の降りやすい時期。
引き続き雪対策売り場の展開を。
食料品部門での関連商品は、ホット飲料、カップスープの素など。
もし気温が高ぶれし、春めいた陽気を感じることが多ければ
中華やパスタ・ピザなどのイタリアン、パンの展開を強化したい。
<By 常盤勝美>