Oct.2週/西高東低、寒波襲来 Oct.3週/冷え込み一旦緩む
【10月第2週(10/3~10/9)のお天気予測と販促ポイント】
西高東低の冬型の気圧配置となり、
日本列島上空には、この時期としてはかなり強い寒気が流れ込んでいる。
各地とも、気温は平年より低い日が多く、
特に北海道や東北地方では平年をかなり下回り、
強い冷え込みとなる。
標高の高い山では雪となり、
北海道道北では平野部でも一時的に雪の混じる可能性がある。
また、この寒気が抜けるころに日本の南を低気圧が進み、
太平洋側の各地では北東の冷たい風が吹く。
5日(水)は東北~関東~東海地方を中心に、
日中の気温が記録的に低い(15℃前後?)可能性がある。
週末は上空の寒気が抜け、冷え込みが徐々におさまる。
時期的にはまだおでんが中心で、鍋物食材は少し早い。
ただ、今回の冷え込みはかなり強烈なので、
おでんを通り越して鍋料理を食べたくなる気分になる。
練揚物、長ネギ、白菜、白滝、鍋つゆなどが大きく動きそう。
シーズン品はそのシーズン(季節)の
1回目の購買を自店でしてもらえるかどうかで、
その後のリピート購買やトータルの売上げに
大きく影響する。
軽いものでは、入浴剤や湯たんぽ、カイロなど、
重いものでは、冬物コートや暖房器具、冬用タイヤなど。
冬に向けて準備を始める家庭が多くなるので、
シーズン最初の需要をうまく捉えたい。
【10月第3週(10/10~10/16)のお天気予測とMDポイント】
前週の強い寒気が去り、
日本列島上空の気温は上昇傾向。
各地の冷え込みも一旦おさまる。
この時期になると、太平洋高気圧が
日本列島を覆うことは極めて珍しくなる。
気温が高くなるか、低くなるかは、
上空の寒気の有無が一番の判断基準となる。
この週は、上空に特段の寒気がないことから、
基本的には気温も平年並みかやや高めになると予想される。
残暑というほどではないが、関東以西の各地では、
気温が25℃を超える夏日になるところがありそう。
今年9月上旬の残暑の時がそうだったように、
一旦体が寒さを感じて季節の進みを意識した後、
季節が戻るような高温傾向になる場合、
気温以上の暖かさを感じて、体にこたえる。
鍋物食材は、売上げが一時的に低迷し、
刺身・サラダ・フルーツ類・寿司など、冷たいままで食べるもの、
あるいは生食で食べるものが好まれると予想される。
10月10日は体育の日。
秋の長雨が終わり、統計的に「晴天率が高まる頃」
ということで決められた日付。
(ちなみに東京オリンピック開会式も10月10日だった)
運動会や体育祭など、屋外イベントが多く催されるだろうが、
今のところ、10月10日は、晴天となる地方が多そう。
弁当用惣菜や冷凍食品、サンドイッチ用食パン、
お菓子類、ウィンナー類、ペットボトル飲料などの欠品に注意しよう。
<By 常盤勝美>