Oct.3週/強い冷え込みなし 4週/西日本中心にやや冷え込む
【10月第3週(10/10~10/16)のお天気予測と販促ポイント】
日本付近は、東西に連なる
移動性高気圧に覆われて晴れる日が続く。
北海道は天気が周期的に変化し、
3~4日程度の間隔で雨が降る。
南西諸島は雨雲の通り道にあたるため、
すっきりしない天気の日が多い。
上空に特段強い寒気の南下はなく、
週末にかけて気温は平年並みかやや高め。
暑すぎず寒すぎず、
快適な陽気が続く。
10月に入ってすぐ、
上空に季節外れの強い寒気が南下したため、
山々では平年よりかなり早い初冠雪となった。
また旭川では、130年ぶりの早い初雪を観測した。
そのため先週は、おでんを通り越して鍋物商材が
大きく売上げを伸ばしたと考えられるが、
今週は鍋物の動きが全般にやや鈍め。
ハンバーグや野菜炒めなどの定番や刺身類、
サラダなど、生食系メニューが売れ筋となる気象条件。
運動会シーズンは早くも終わりつつあるので、
弁当材料系の強気発注はそろそろ終了。
コーヒー関連商品は、
ポーション&シロップ→クリーム&スティックシュガー
に切り替えよう。
お茶関連商品も、
麦茶パックから、茶葉へ切り替える時期。
【10月第4週(10/17~10/23)のお天気予測とMDポイント】
前週の末に日本列島付近を気圧の谷が通過した後、
上空にちょっとした寒気が流れ込む。
寒気が最初に深く入り込む西日本では、
気温が平年よりやや低めの可能性。
その後、寒気が素通りするため、
東日本~北日本は、ほぼ平年並み。
西日本を中心に朝晩の冷え込みが期待できそう。
すると、再び、おでんや鍋物商材が動きをみせる。
冷え込みが強まってから動きが始まる
中華まん系も大きな売上げが期待できそう。
アパレル業界では、
11月23日の勤労感謝の日を含む3連休が、
冬物コートの販売ピーク期(関東など)。
この週の週末は、ちょうどその1カ月前にあたるので、
衣料品も取り扱っている店では、
冬物コートの本格的なショーイングを始めよう。
また、ハロウィンを半月後に控え、
準備グッズ、関連商品の注目度も
大きく高まるシーズン。
かぼちゃは気温が高い時より低い時の方が
売上げが高い降温商品(こうおんしょうひん)。
そのため、ハロウィン商戦も
寒い陽気の年の方が盛り上がる。
寒波の典型的なサイクル(北極振動)は
1か月程度といわれている。
先月末から今月初めにかけて、
強い寒波がやってきたことを考えれば、
月末の寒波も期待できそう。
<By 常盤勝美>