Nov.3週/ようやく本格的な寒さに 4週/早くも冷え込み緩む
【11月第3週(11/14~11/20)のお天気予測と販促ポイント】
週前半から半ばにかけて、
日本付近は冬型の気圧配置となる。
それにあわせて上空には、
この時期としてはやや強い寒気が流れ込む。
日本海側の各地では週初めから本格的なしぐれの天気。
北海道~東北中部付近まで、平野部でも雪の可能性。
北陸地方でも、雨の降りやすい天気が続く。
太平洋側の各地はおおむね晴天が続くが、
北の地方ほど寒気の影響を受けて、
週半ばを中心に気温が低く、厳しく冷え込む。
今回の寒気は西日本への入り込みが弱いため、
九州や南西諸島は週半ば頃、
一時的に平年並みに戻る程度で、平年より高い日が多い。
ただし、前週までの高温からの反動もあって、
西日本含めて全国的に、気温以上に寒く感じる日が多い。
低迷が続いていた鍋物食材の需要が急激にまた高まる見込み。
シーズン当初は比較的ヘルシーな水炊きや湯豆腐、もつ鍋などが中心。
しかし冷え込みが強まると、より体を暖める効果の高い食材・味付けの
チゲ鍋や牡蠣鍋などが好まれるようになる。
また、早ければ東日本・北日本で
インフルエンザの流行拡大が始まる可能性があり、
風邪薬、しょうが、おかゆ、うどん、咳止め薬、マスクなどの
在庫状況はこまめに確認する必要がある。
【11月第4週(11/21~11/27)のお天気予測とMDポイント】
前週の寒気は一過性。
この期間は特別に強い寒気の南下は予想されておらず、
気温は全般に平年並みかやや高め。
気象庁は10日、
「ラニーニャ現象が発生したとみられる」
との発表を行った。
一般的にラニーニャ現象が発生した時の冬は、
東日本~西日本(南西諸島のぞく)は
低温傾向になりやすいといわれているが、
まだこの段階では、低温傾向が続きやすい状況にはなっていない模様。
勤労感謝の日を含む週の半ばは、
主に東日本で冬物コートの販売数量がピークを迎える。
体感的に寒くなっていることを期待したいが、
物足りない寒さか?
食料品部門では引き続き鍋物食材が主体ではあるものの、
なかなか鍋物料理が定着しなそう。
気温が低い時に好まれる鍋以外の食材、
揚げ物や中華惣菜などに分散する傾向が予想される。
<By 常盤勝美>