Feb.3週/またまたまた強い寒気 4週/低温傾向が続く予想
【2月第2週(2/13~2/19)のお天気予測と販促ポイント】
今週前半、日本のすぐ南を低気圧が進む影響で、
東日本から西日本では天気が崩れる。
ただし低気圧はあまり発達せず、
北からの寒気の引き込みが弱いため、
雪となるのは東日本の内陸から東北地方にかけて。
関東南部沿岸部では降り始めは雪のところがあっても、
間もなく雨に変わり、大雪となる可能性は低い。
北日本でも寒気が緩むため、
平年並みかやや高めの気温になる。
前週末は各地で猛吹雪と、非常に厳しい寒さだった。
そのため、平年並みの陽気であっても
春を感じるような穏やかな陽気となりそう。
ただし、それも束の間。
また週後半は冬型の気圧配置が強まり、
日本列島上空にはまたもや猛烈な寒波がやってくる。
日本海側の地方では、西日本にかけての広い範囲で雪となり、
山陰から北の日本海側で大雪・吹雪のおそれがある。
西日本では、一部太平洋側の地方でも
雪が舞う可能性がある。
各地猛烈な寒さ。
なかなかホッとできる陽気が長く続かない。
本格的な春の訪れはまだまだ先…というイメージ。
19日は二十四節気の1つの「雨水」。
雪から雨に変わり、氷から水に変わり、
冷え込みが緩む頃という意味。
しかし今年に関しては、
南西諸島を除いて、まだ全国的に気温低めの状態が続く。
一般的にはバレンタインデーを過ぎた頃に
大きく売り場を春用に切り替えるところが多いと思われるが、
今年は、春物(飲料など)の在庫状況を意識しつつも、
主体はまだおでんや揚げ物(フライ・天ぷら)系である。
鍋物料理も需要は十分に期待できるが、
家庭での登場頻度(サイクル)がだいぶ少なくなるため、
ボリュームはこれまでの80%程度が妥当な水準。
パン類も、まだ例年ほどの盛り上がりとはいかないが、
鍋物料理が減る反動で、売上げの伸びが期待できる。
【2月第4週(2/20~2/26)のお天気予測とMDポイント】
シベリア方面からの寒気の流れ込みが
おさまる兆しはまだ見られない。
全国的に気温は平年より低めが続く。
ただし、冬型の気圧配置が続く状況から
季節は徐々に進み、天気の変化がだいぶ激しくなる。
強い寒さを感じる日がずっと続く感じではなく、
時折、暖かく感じる日もありそう。
例年この時期、春一番が吹きやすい。
ここ10年程度のデータをみると、
2月14日頃と26日頃に集中する傾向がみられる。
今年も寒さが続く状況ではあるが、
そろそろ春一番が吹くタイミングを見極め、
春夏物需要急拡大に向けた準備を始めよう。
言うまでもないかもしれないが、
牛乳や飲料、アイスクリームなどの
需要は大きく伸びる。
売り場をようやく本格的に
春用に切り替えるタイミングとなるので、
週間予報あるいは、小生のような流通気象コンサルタントが
発信する情報に注目されたい。
ただし、今シーズンは寒さが続いているため、
例年に比べて季節の進みが遅く、
春一番のタイミングがもう少しだけ先になる可能性も考えられる。
なお、株式会社ライフビジネスウェザーでは、
サクラのシーズンが近づくのに合わせて、
サクラの開花予想・満開予想を始めます。
今年は、「さくらで元気プロジェクト2012」と称し、
通常の日本全国代表都市でのサクラ開花予想だけでなく、
東北地方のサクラの名所の、
より細かい開花・見頃予想を発表いたします。
情報利用は無料です。
是非ご参考になさってください。
HPはこちら→ 「さくらで元気プロジェクト2012」
<By 常盤勝美>